アジア株は下落、米景気先行き不安くすぶる 上海株は0.6%安、元中心レート11月以来のドル高水準

著者:MINKABU PRESS
投稿:2024/08/08 11:20
アジア株は下落、米景気先行き不安くすぶる 上海株は0.6%安、元中心レート11月以来のドル高水準

東京時間11:02現在
香港ハンセン指数   16754.38(-123.48 -0.73%)
中国上海総合指数  2854.14(-16.60 -0.63%)
台湾加権指数     20772.61(-522.67 -2.45%)
韓国総合株価指数  2546.35(-22.06 -0.86%)
豪ASX200指数    7661.80(-38.03 -0.49%)

アジア株は軒並み下落、前日の米株反落を受け売り優勢で始まった。特に目立った新しい材料はないが、米景気先行きに対する不安がくすぶっている。きのうの米株価指数は反落した、時間外でも下落している。米JPモルガンは米国の年内のリセッション確率を従来の25%から35%に引き上げた。先日はゴールドマンサックスが来年の米国のリセッションの可能性を15%から25%に引き上げた。あすは中国の消費者物価指数と生産者物価指数が発表される。弱い内容となれば中国の景気先行き懸念が高まり、悲観ムードが広がる恐れがある。

香港株は0.73%安。レノボや美団、シャオミ、JDドットコムなどハイテク関連が下落している。不動産や自動車関連の一角も下落している。台湾市場ではTSMCが2.2%下落している。

上海株は0.63%安、元安進行が懸念されている。中国人民銀行は8日、元の中心レートを1ドル=7.1460元と、昨年11月以来となるドル高・元安水準に設定。9カ月ぶりに7.14元台を突破した。

このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。

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