市場が落ち着けば、ここ数日の急激な対ユーロでのポンド安は終わるとの見方=NY為替

著者:MINKABU PRESS
投稿:2024/08/07 01:11
 きょうもポンドドルは売りが優勢となっており、一時1.2675ドル付近まで下落する場面が見られた。本日の100日線が1.2685ドル付近に来ているが、その水準に到達している。ポンド自体の材料はなく、専らドルの買いに押されている状況が続いている。

 投資家は最近の急激な動きとキャリート取引の巻き戻しからポジション動向に集中している。市場参加者がこれまでの勝ち取引を手仕舞うに連れて、ポンドの対ユーロでロングポジションも大きく縮小されるとの見方も出ている。

 市場が今後数日で落ち着きを取り戻し、ポジションの解消がほぼ達成されれば、ここ数日急激に進んでいる対ユーロでのポンド安は終わるかもしれないという。長期的なファンダメンタルズはユーロ圏よりも英国のほうが建設的だとしている。

GBP/USD 1.2706 GBP/JPY 184.68 EUR/GBP 0.8601

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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