海運株の戻り足鮮明、全体リバウンド局面で割安感が改めて浮き彫りに◇
日本郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>、川崎汽船<9107.T>の海運大手3社がいずれも10%を上回る急反騰をみせるなど切り返し鮮明、業種別騰落でも「海運」は33業種中、値上がり率上位3傑に食い込む人気となっている。ここ全体相場が大波乱の様相となる中、海運株への売りも加速化したが、投資指標面から割安感が際立っており、目先売られ過ぎの是正期待から投資資金が還流している。郵船はPER5倍前後、PBR0.7倍近辺、配当利回り5.8%前後。商船三井はPER4倍台、PBR0.6倍台、配当利回りが6.2%前後。また、川崎汽もPER6倍前後、PBR0.7倍台、配当利回り4.5%前後と3社ともに割安感が際立っている。加えて中東の地政学リスクを背景に運賃市況の上昇に対する思惑も目先投資マネーを誘導する背景となっている。
(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。
出所:MINKABU PRESS
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