*08:20JST 今日の為替市場ポイント:日米金融政策の進展をにらんでドルは下げ渋る可能性
29日のドル・円は、東京市場では154円35銭から153円02銭まで下落。欧米市場では153円59銭から154円21銭まで上昇し、154円05銭で取引終了。本日30日のドル・円は主に154円を挟んだ水準で推移か。日米金融政策の進展が注目されており、ドルは下げ渋る可能性がある。
日本銀行は7月30日-31日に金融政策決定会合を開き、国債の買い入れについて今後1年から2年程度の具体的な減額の計画を決定する。市場参加者の間からは「月間6兆円程度の買い入れ規模は3兆円程度まで減額される可能性がある」との声が聞かれているが、来年にかけて買い入れ額を段階的に縮小する方向で市場の見方は一致している。また、今回の会合では、政策金利引き上げの是非についても議論される。日銀植田総裁は物価上昇率が見通しに沿って2%に向かっていけば、利上げに踏み切る考えのようだ。ただ、円安の影響で物価の基調が日銀の想定を上振れする可能性があるため、市場参加者の一部は「今回の会合で日銀は0.10-0.15ポイント程度の小幅な利上げを実施し、物価動向に応じて9月以降に追加利上げが必要かどうか検討するのではないか」と指摘している。
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日本銀行は7月30日-31日に金融政策決定会合を開き、国債の買い入れについて今後1年から2年程度の具体的な減額の計画を決定する。市場参加者の間からは「月間6兆円程度の買い入れ規模は3兆円程度まで減額される可能性がある」との声が聞かれているが、来年にかけて買い入れ額を段階的に縮小する方向で市場の見方は一致している。また、今回の会合では、政策金利引き上げの是非についても議論される。日銀植田総裁は物価上昇率が見通しに沿って2%に向かっていけば、利上げに踏み切る考えのようだ。ただ、円安の影響で物価の基調が日銀の想定を上振れする可能性があるため、市場参加者の一部は「今回の会合で日銀は0.10-0.15ポイント程度の小幅な利上げを実施し、物価動向に応じて9月以降に追加利上げが必要かどうか検討するのではないか」と指摘している。
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