続落、中東情勢は不穏だが今月の安値を更新=NY原油概況

著者:MINKABU PRESS
投稿:2024/07/30 05:43
NY原油先物9月限(WTI)(終値)
1バレル=75.81(-1.35 -1.75%)

 ニューヨーク原油の期近は続落。複数のイスラエル当局者がレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラとの全面戦争は望まないと発言したことが相場を圧迫した。ただ、ゴラン高原のサッカー場に対する攻撃についてヒズボラは否定しているものの、イスラエル高官はヒズボラに対する相応の報復は必要であると述べた。ロイター通信が伝えている。一方、AP通信によると、イスラエルのネタニヤフ首相はヒズボラに対する強烈な反撃が必要であると週明けにも繰り返し宣言している。

 時間外取引で9月限は77.69ドルまで堅調に推移したが、マイナス圏に沈む場面もあり、上値は重かった。通常取引開始後は売りが強まり、75.35ドルまで下落。今月の安値を塗り替えている。

MINKABU PRESS

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