午後:債券サマリー 先物は続落、朝方には一時142円75銭まで軟化
23日の債券市場で、先物中心限月9月限は5日続落。前日の米債券安や日銀の早期利上げ観測が相場を圧迫し、朝方には142円75銭まで軟化する場面があった。
22日の米債券市場では11月の米大統領選に向けた不透明感が広がり、米長期債相場が持ち高調整の動きなどから3日続落(金利は上昇)したことが国内債に影響。また、自民党の茂木敏充幹事長が22日の講演で、日銀について「段階的な利上げの検討も含めて金融政策を正常化する方針をもっと明確に打ち出す必要がある」などと語ったことで、日銀が30~31日に開く金融政策決定会合で国債買い入れの減額にあわせて追加利上げを決めるとの警戒感が再燃した。日銀が「残存期間1年超3年以下」「同3年超5年以下」「同5年超10年以下」を対象とする国債買いオペを通知し、買い入れ額を前回から据え置いたことが相場の下支えとなったが、国内金利の先高観が残るなかで戻りは限定的。あす24日に財務省が40年債入札を実施することも買いを入れにくくさせているようだった。
先物9月限の終値は、前日比11銭安の142円90銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、午後3時時点で前日と同じ1.060%で推移している。
出所:MINKABU PRESS
22日の米債券市場では11月の米大統領選に向けた不透明感が広がり、米長期債相場が持ち高調整の動きなどから3日続落(金利は上昇)したことが国内債に影響。また、自民党の茂木敏充幹事長が22日の講演で、日銀について「段階的な利上げの検討も含めて金融政策を正常化する方針をもっと明確に打ち出す必要がある」などと語ったことで、日銀が30~31日に開く金融政策決定会合で国債買い入れの減額にあわせて追加利上げを決めるとの警戒感が再燃した。日銀が「残存期間1年超3年以下」「同3年超5年以下」「同5年超10年以下」を対象とする国債買いオペを通知し、買い入れ額を前回から据え置いたことが相場の下支えとなったが、国内金利の先高観が残るなかで戻りは限定的。あす24日に財務省が40年債入札を実施することも買いを入れにくくさせているようだった。
先物9月限の終値は、前日比11銭安の142円90銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、午後3時時点で前日と同じ1.060%で推移している。
出所:MINKABU PRESS
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