ポンドドルは1.29ドル台に再び下落 英雇用統計は8月利下げに望みをつなぐ=NY為替
きょうの為替市場はドルの買い戻しが強まる中、ポンドドルは1.29ドル台に再び値を落としている。前日は1.30ドル台を回復し、1.30ドル台半ばまで上昇していたが、いまのところ1.30ドル台を維持できていない。一方で下押す動きもなく、上向きのトレンドは維持されている格好。
本日は英雇用統計が発表されていたが、3ー5月の失業率の平均は4.4%と前回から変わらなかったものの、週平均賃金は賞与を除く数字で前年比5.7%と、予想通りではあったものの、前回の6.0%からは鈍化していた。賃金の伸びはほぼ2年ぶりの小ささとなり、労働市場の鈍化を示す兆しとなった。
前日の英消費者物価指数(CPI)でサービスインフレに粘り強さが示されたことで、市場は英中銀の8月利下げ期待を後退させていたが、きょうの賃金データはそれに望みをつないだ格好となっている。英中銀が最も注目する民間部門の賃金の伸びも、前回の5.9%から5.6%へと鈍化していた。
前日の英CPIと本日の英雇用統計は英中銀の仕事を難しくしている。短期金融市場では、8月1日の英中銀政策委員会(MPC)での利下げの可能性を45%程度で見ている状況。
*ILO失業率(3-5月)15:00
結果 4.4%
予想 4.4% 前回 4.4%
*週平均賃金
結果 5.7%
予想 5.7% 前回 5.9%(前年比)
結果 5.7%
予想 5.7% 前回 6.0%(除く賞与・前年比)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
本日は英雇用統計が発表されていたが、3ー5月の失業率の平均は4.4%と前回から変わらなかったものの、週平均賃金は賞与を除く数字で前年比5.7%と、予想通りではあったものの、前回の6.0%からは鈍化していた。賃金の伸びはほぼ2年ぶりの小ささとなり、労働市場の鈍化を示す兆しとなった。
前日の英消費者物価指数(CPI)でサービスインフレに粘り強さが示されたことで、市場は英中銀の8月利下げ期待を後退させていたが、きょうの賃金データはそれに望みをつないだ格好となっている。英中銀が最も注目する民間部門の賃金の伸びも、前回の5.9%から5.6%へと鈍化していた。
前日の英CPIと本日の英雇用統計は英中銀の仕事を難しくしている。短期金融市場では、8月1日の英中銀政策委員会(MPC)での利下げの可能性を45%程度で見ている状況。
*ILO失業率(3-5月)15:00
結果 4.4%
予想 4.4% 前回 4.4%
*週平均賃金
結果 5.7%
予想 5.7% 前回 5.9%(前年比)
結果 5.7%
予想 5.7% 前回 6.0%(除く賞与・前年比)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。
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