フォーバル Research Memo(7):2025年3月期は売上高67,000百万円、営業利益3,600百万円を予想

配信元:フィスコ
投稿:2024/07/18 13:37
*13:37JST フォーバル Research Memo(7):2025年3月期は売上高67,000百万円、営業利益3,600百万円を予想 ■今後の見通し

フォーバル<8275>の2025年3月期通期の連結業績は、売上高が前期比5.5%増の67,000百万円、営業利益が同11.3%増の3,600百万円、経常利益が同7.0%増の3,700百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同4.4%増の2,100百万円と、売上高・各利益ともに増収増益予想である。

フォーバルビジネスグループでは、「F-Japan構想」を推進し、産官学の協力によるGDXアドバイザーの創造、GDXアドバイザー向けの新たな貸出ビジネスの創造、中小企業経営のための情報分析プラットフォーム「きづなPARK」の質的・量的拡充、中小企業に対するスコアリングの実現など、事業基盤の強化に取り組むのが基本戦略である。フォーバルテレコムビジネスグループでは、電力サービスでの契約数及び顧客に対し容量拠出金(安定した電力供給の確保を目的とした「容量市場」に基づく拠出金)の請求により増収を見込む。総合環境コンサルティングビジネスグループでは、企業向けの自家用太陽光発電システムの需要復調やLED工場の生産性向上・仕入れ工夫などに引き続き取り組み、成長軌道を継続する。その他事業グループでは、子会社アイテックの人材事業を中心に、2025年3月期も成長と収益への貢献が期待できる。外部環境においては、中小企業のDX投資が堅調であることに加え、IT人材不足などが継続しており、同社には追い風である。全事業セグメントで事業環境及び社内体制が良好であり、足元の進捗も順調である。さらに進行期の2024年5月には2件(売上規模で約17億円)のM&Aを行っていることから業績の上積みも確実視される。弊社では2025年3月期の全社業績目標は十分達成可能であると考えている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)

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