明日の為替相場見通し=米CPIの結果が左右

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2024/07/11 17:32
明日の為替相場見通し=米CPIの結果が左右  今晩から明日にかけての外国為替市場のドル円相場は、日本時間今晩に発表される6月の米消費者物価指数(CPI)の結果次第で大きく変動する公算が大きい。予想レンジは1ドル=161円00銭~162円20銭。

 米CPIについて市場では前年同月比の上昇率が5月の3.3%から3.1%に鈍化するとの予想が多く、エネルギーと食品を除くコア指数の伸びは前月から変わらないとみられている。インフレ加速を示すような内容となれば、米連邦準備理事会(FRB)が引き締め的な政策運営を当面続けるとの見方が強まり、ドル円相場は162円台に乗せる場面がありそうだ。一方、市場予想を下回ってドルが売られる展開になると、足もとで積み上がったドル買い・円売りポジションの巻き戻しが起き、調整幅が大きくなる可能性があるだろう。なお、今晩には前週分の米新規失業保険申請件数や6月の米財政収支も公表されるほか、米30年債入札が実施される。

出所:MINKABU PRESS
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