米外為市場サマリー:リスク選好的な動きから一時161円80銭台に上伸

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2024/07/11 07:58
米外為市場サマリー:リスク選好的な動きから一時161円80銭台に上伸  10日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=161円69銭前後と前日に比べて35銭程度のドル高・円安で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=175円11銭前後と同65銭程度のユーロ高・円安だった。

 NYダウをはじめ米主要株価指数が上昇するなか、リスク選好的なドル買い・円売りが優勢だった。また、英イングランド銀行(中央銀行)の金融政策委員会メンバーでチーフエコノミストのピル氏がイベントで「サービス価格の上昇と賃金の伸びは依然として強い」などと述べ、英中銀の利下げ観測の後退からポンド買い・円売りが流入し、それがユーロ買い・円売りやドル買い・円売りにつながった面もあるもよう。ただ、11日に発表される6月の米消費者物価指数(CPI)を見極めたいとするムードもあり、ドル円相場は一時161円81銭まで上伸したあとは一服商状となった。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0830ドル前後と前日に比べて0.0020ドル弱のユーロ高・ドル安だった。

出所:MINKABU PRESS
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