いすゞに強気評価、国内有力証券は目標株価２６００円に引き上げ

　いすゞ自動車<7202.T>に強気評価が出ている。岩井コスモ証券は８日、同社株の投資判断「Ａ」を継続するとともに目標株価を２４００円から２６００円に引き上げた。２４年３月期の連結営業利益は前の期比１５．６％増の２９３０億８５００万円で着地。円安や値上げ、原価低減活動の推進などが寄与した。２５年３月期の同利益は前期比１１．３％減の２６００億円の予想。新興国を中心にグローバル販売台数の減少を見込むほか、資材費・労務費の増加などが響く見通しだ。ただ今期の想定為替レートは１ドル＝１４５円で円安の影響は織り込んでおらず、同証券は２７５０億円へ上振れて着地すると予想している。２０３０年に向けた中期経営計画（２５年３月期～３１年３月期）では、２７年３月期に売上高４兆円、３１年３月期に６兆円（今期予想は３兆３５００億円）を目指していることも評価している。

出所：MINKABU PRESS