*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は底堅い値動きか、今週の米インフレ指標を見極め
7月8日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想する。前週末に発表された6月米雇用統計は前回から弱い内容となり、引き締め長期化への警戒は一服しドルは売られやすい。ただ、今週の米インフレ指標を見極めようと、ドル売りは小幅にとどまる。
5日に発表された雇用統計は失業率がやや悪化し、非農業部門雇用者数は前月から減少。また、平均賃金の鈍化が示され、インフレ圧力の低下により連邦準備制度理事会(FRB)の引き締め的な政策を弱める材料に。それを受け米金利安・ドル安に振れ、ユーロ・ドルは1.0840ドル台に浮上、ドル・円は161円30銭台に軟化した。週明けのアジア市場はフランス議会選の通過でリスク要因は後退したが、主要通貨に対する円売りは特に増えていないようだ。
この後の海外市場は前週末の低調な雇用統計を消化する展開となり、早期利下げ観測により金利安・ドル安に振れやすい。ただ、今週予定されるパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の見解とインフレ指標を見極めようと、過度なドル売りは抑制されそうだ。一方、英国や欧州の政治情勢の不透明感は払しょくされつつあり、クロス円は下げ渋る可能性がある。ドル・円は下押しされながらも、クロス円の値動きに下支えされ、下げづらい値動きとみる。
【今日の欧米市場の予定】
・24:00 米・6月NY連銀1年インフレ期待(5月:3.17%)
・04:00 米・5月消費者信用残高(予想:+110.00億ドル、4月:+64.03億ドル)
<CS>
5日に発表された雇用統計は失業率がやや悪化し、非農業部門雇用者数は前月から減少。また、平均賃金の鈍化が示され、インフレ圧力の低下により連邦準備制度理事会(FRB)の引き締め的な政策を弱める材料に。それを受け米金利安・ドル安に振れ、ユーロ・ドルは1.0840ドル台に浮上、ドル・円は161円30銭台に軟化した。週明けのアジア市場はフランス議会選の通過でリスク要因は後退したが、主要通貨に対する円売りは特に増えていないようだ。
この後の海外市場は前週末の低調な雇用統計を消化する展開となり、早期利下げ観測により金利安・ドル安に振れやすい。ただ、今週予定されるパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の見解とインフレ指標を見極めようと、過度なドル売りは抑制されそうだ。一方、英国や欧州の政治情勢の不透明感は払しょくされつつあり、クロス円は下げ渋る可能性がある。ドル・円は下押しされながらも、クロス円の値動きに下支えされ、下げづらい値動きとみる。
【今日の欧米市場の予定】
・24:00 米・6月NY連銀1年インフレ期待(5月:3.17%)
・04:00 米・5月消費者信用残高(予想:+110.00億ドル、4月:+64.03億ドル)
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