4日の株式相場見通し=続伸か、TOPIXの最高値更新が視野に

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2024/07/04 08:02
 4日の東京株式市場は売り買い交錯のなかも頑強な値動きで、日経平均は続伸が予想される。前日は欧州株市場で主要国の株価が総じて高く、仏CAC40や独DAXなどいずれも1%を超える上昇を示した。フランスの国民議会選を巡る極右台頭に対する警戒感が後退し、幅広い銘柄にアンワインドの動きが出ている。一方、短縮取引となった米国株市場ではNYダウが小幅ながら安く引けたものの、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は3日続伸し史上最高値更新が続いた。またS&P500指数も連日で最高値を更新した。この日発表された6月の米サプライマネジメント協会(ISM)非製造業景況感指数が、市場コンセンサスに反し2カ月ぶりに好不況の分水嶺である50を割り込んだほか、同日発表の6月のADP全米雇用リポートも非農業部門の雇用者数が事前予想を下回る水準だった。予想を下回る経済指標が相次いだことでFRBによる9月利下げ観測が高まり、ハイテク系グロース株を中心に追い風となった。東京市場ではTOPIXの史上最高値更新があと12ポイントあまりに迫っており、きょうはその動向が注目される。また、日経平均も今年3月につけた最高値4万888円まであと300円強の上昇で到達する位置にあり、展開次第ではTOPIXと同時に最高値更新というケースも考えられる。

 3日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比23ドル85セント安の3万9308ドル00セントと3日ぶり反落。ナスダック総合株価指数は同159.539ポイント高の1万8188.302だった。

 日程面では、きょうは対外・対内証券売買契約、6月の輸入車販売、6月の車名別新車販売、6月の軽自動車販売など。海外では5月の豪貿易収支、5月の独製造業新規受注のほか、英国では総選挙が行われる。なお、米国は独立記念日の祝日で休場となる。

出所:MINKABU PRESS
配信元: みんかぶ

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