明日は英選挙、ポンドに長期的な影響を与える可能性は低い=NY為替

著者:MINKABU PRESS
投稿:2024/07/04 02:02
 きょうのNY為替市場はドル売りが強まる展開となる中、ポンドドルは一時1.2775ドル付近まで上昇する場面が見られた。ポンドドルは100日線付近での売買交錯が続いていたが、きょうの動きで上放れへの期待感も台頭している。目先は6月前半に上値を拒まれた1.28ドルの水準が意識される。

 明日は英総選挙が行われ、野党・労働党が勝利し、政権交代が実現すると見られている。予想通りに過半数を確保した場合でもポンドへの影響は限定的とみられている。市場はすぐに他の話題に移る可能性が高く、英総選挙が市場の主要イベントとなる可能性は低いという。

 出口調査で労働党が過半数を占め、保守党が第2党となった場合でも、ポンドのトレーダーは直ぐに日曜日の仏議会選挙の第2回目の投票と、英中銀の8月利下げをを示唆する可能性のある7月中旬の英経済指標に関心が移るとしている。

GBP/USD 1.2753 GBP/JPY 206.01 EUR/GBP 0.8465

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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