米外為市場サマリー:FRB議長の発言を受け一時161円20銭台に軟化
2日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=161円44銭前後と前日に比べて2銭程度のドル安・円高で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=173円48銭前後と同10銭弱のユーロ高・円安だった。
米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が欧州中央銀行(ECB)主催のイベントで「ディスインフレの軌道に戻りつつある」との認識を示し、年内利下げの可能性が意識された。これを受けて米長期金利が低下したことがドルの重荷となり、ドル円相場は一時161円27銭まで軟化した。ただ、その後に発表された5月の米雇用動態調査(JOLTS)で、非農業部門の求人数が市場予想を上回ったことを手掛かりに161円62銭まで持ち直す場面があった。とはいえ、4日は米国が独立記念日の祝日となるほか、5日には6月の米雇用統計の発表を控えていることから模様眺めムードが広がりやすくドル買いは続かなかった。一方、パウエルFRB議長の発言がハト派的と受け止められたことからユーロ買い・ドル売りが流入し、つれて対円でもユーロが買われた。
ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0745ドル前後と前日に比べて0.0005ドル程度のユーロ高・ドル安だった。
出所:MINKABU PRESS
米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が欧州中央銀行(ECB)主催のイベントで「ディスインフレの軌道に戻りつつある」との認識を示し、年内利下げの可能性が意識された。これを受けて米長期金利が低下したことがドルの重荷となり、ドル円相場は一時161円27銭まで軟化した。ただ、その後に発表された5月の米雇用動態調査(JOLTS)で、非農業部門の求人数が市場予想を上回ったことを手掛かりに161円62銭まで持ち直す場面があった。とはいえ、4日は米国が独立記念日の祝日となるほか、5日には6月の米雇用統計の発表を控えていることから模様眺めムードが広がりやすくドル買いは続かなかった。一方、パウエルFRB議長の発言がハト派的と受け止められたことからユーロ買い・ドル売りが流入し、つれて対円でもユーロが買われた。
ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0745ドル前後と前日に比べて0.0005ドル程度のユーロ高・ドル安だった。
出所:MINKABU PRESS
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