*13:27JST 守谷輸送機工業:荷物用エレベーター等の製造・販売および保守・修理事業を展開
守谷輸送機工業<6226>は、荷物用エレベーター等の製造・販売および保守・修理事業を展開する。
国内にて、物流センターや冷凍・冷蔵倉庫向け積載荷重2t以上の中・大型荷物用エレベーターや、荷物を連続して搬送できる垂直自動搬送機「マックリフター」など、顧客の様々なニーズに対応した製品を展開している。売上構成は、エレベーターの製造・販売が59%、保守・修理が41%となる。24年3月期の新設エレベーターの販売台数は434台、保守台数は販売台数増加に伴って7,100台を突破。
24年3月期の売上高は17,527百万円(前期比13.7%増)、営業利益は2,593百万円(同3.3倍)で着地した。新設エレベーターの販売台数は減少したが単価の上昇が貢献、保守・修理売上も寄与し売上高は過去最高を更新した。新設エレベーターの新規受注は中・高価格帯へのシフトが進捗しており、第4四半期の受注では全てが単価1,500万円以上の案件となっている。25年3月期の売上高は18,970百万円(同8.2%増)、営業利益は2,790百万円(同7.6%増)を見込んでいる。強みを有する大型荷物用エレベーターの着工増や、原価増の価格転嫁浸透、保守・修理の売上増加も想定している。
荷物用エレベーターはオーダーメイドが基本となるため、個別仕様への対応力が求められる。また、荷物用エレベーターは、エレベーター市場全体に占める割合が6.1%と、ニッチな市場となる。標準品を大量生産することを得意とする大手乗用エレベーターメーカーは、成長余地を海外に求めており、同社の競合は少ない。直近の同社では、従来の需要に加えて、半導体関連の工場やデータセンターなどの需要も増加しており、足元の引き合いは続いている。販売台数が増加すると、利益率の高い保守・修理の売上にもつながっていく。今期は1桁増収増益で堅実な成長を見込んでいるが、今後も中長期的な業績拡大は想定しやすい。
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国内にて、物流センターや冷凍・冷蔵倉庫向け積載荷重2t以上の中・大型荷物用エレベーターや、荷物を連続して搬送できる垂直自動搬送機「マックリフター」など、顧客の様々なニーズに対応した製品を展開している。売上構成は、エレベーターの製造・販売が59%、保守・修理が41%となる。24年3月期の新設エレベーターの販売台数は434台、保守台数は販売台数増加に伴って7,100台を突破。
24年3月期の売上高は17,527百万円(前期比13.7%増)、営業利益は2,593百万円(同3.3倍)で着地した。新設エレベーターの販売台数は減少したが単価の上昇が貢献、保守・修理売上も寄与し売上高は過去最高を更新した。新設エレベーターの新規受注は中・高価格帯へのシフトが進捗しており、第4四半期の受注では全てが単価1,500万円以上の案件となっている。25年3月期の売上高は18,970百万円(同8.2%増)、営業利益は2,790百万円(同7.6%増)を見込んでいる。強みを有する大型荷物用エレベーターの着工増や、原価増の価格転嫁浸透、保守・修理の売上増加も想定している。
荷物用エレベーターはオーダーメイドが基本となるため、個別仕様への対応力が求められる。また、荷物用エレベーターは、エレベーター市場全体に占める割合が6.1%と、ニッチな市場となる。標準品を大量生産することを得意とする大手乗用エレベーターメーカーは、成長余地を海外に求めており、同社の競合は少ない。直近の同社では、従来の需要に加えて、半導体関連の工場やデータセンターなどの需要も増加しており、足元の引き合いは続いている。販売台数が増加すると、利益率の高い保守・修理の売上にもつながっていく。今期は1桁増収増益で堅実な成長を見込んでいるが、今後も中長期的な業績拡大は想定しやすい。
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