ロンドン序盤はユーロ買い一服し揉み合いに、独仏債利回りは上昇=ロンドン為替

著者:MINKABU PRESS
投稿:2024/07/01 19:10
ロンドン序盤はユーロ買い一服し揉み合いに、独仏債利回りは上昇=ロンドン為替

 ロンドン序盤は、ユーロ買いが一服。高値水準で売買が交錯している。週末の仏国民議会選挙でルペン氏率いる極右勢力が第1党となることが確実となったが、絶対多数を占めるには至らないとの見方が市場に安ど感を与えた。週明けの欧州株式市場では仏CAC指数が一時2.8%高と大きく買われた。足元では1.4%高程度に上げ幅を半減させている。政策変更を嫌って売られていた銀行株が買い戻されている。独仏10年債利回り格差は序盤に73bp程度まで縮小した。ただ、足元では76bpに再び拡大している。仏10年債利回りは一時4bp上昇して3.34%を付けた。7月7日には決戦投票が実施される予定になっている。極右勢力の独占といった極端な事態は回避されたものの、まだ政治的な不透明感は払しょくし切れていない状況だ。

EUR/USD 1.0757 EUR/JPY 173.25 EUR/GBP 0.8489

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