◆ “欧州通貨売り→ドル買い”の流れの中で… - “160円手前”へ
また見誤った…。
「“芳しいとはいい難い”英・欧の経済指標 VS “好内容”の米経済指標」という構図となり、先週末も“ドル買い”は進行しました。
一方で「金利面を背景にした“円売り”」も相変わらず優勢であり、ドル円は“おっかなびっくり”しながらも“160円手前(高値は159.776円)”へとさらに上値を拡大しています。
◆ 「大台を巡る攻防戦」が基本路線ということになるが…?
前記米経済指標は“ドル買い”を支えると共に、“大台突破”に向けた「仕掛け的な動き」を誘発しやすいと見られます。
一方で4月29日に記録した“1986年12月以来の高値(160.197円)”に近づくにつれて、「円買い介入」への警戒感がさらに強まると見るのが妥当なところです。
ただ“欧州通貨売り→ドル買い”のキッカケとなった「仏政局不安」ですが、「仏下院選」を週末30日に控えるスケジュール感を踏まえれば、“リスク回避→円買い戻し”を無視することはできそうにありません。
『米国、日本を為替操作国管理リストに再追加』との報が「円買い介入」を阻害するとの見方もありますが、国際決済銀行が公表した「円の実質実効為替レートは過去最低を更新(68.65)」はまだそれほど意識されているようには見えないという事実があります。
「大台を巡る攻防戦」が目先のテーマであり、“神経質な揺れ動き”と見るのが妥当な状況でもありますが、“一筋縄ではいかない”を基本としたいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
161.255(ピボットハイブレイクアウト)
上値5:161.000(大台)
上値4:160.516(ピボット2ndレジスタンス)
上値3:160.200(90/4/17高値、4/29高値《年初来高値》)
上値2:160.145(ピボット1stレジスタンス)
上値1:160.000(大台)
前営業日終値:159.775
下値1:159.681(+2σ)
下値2:159.000(大台、ピボット1stサポート)
下値3:158.817(6/12~6/21の23.6%押し)
下値4:158.666(6/21安値)
下値5:158.478(+1σ)
158.224(6/12~6/21の38.2%押し、ピボット2ndサポート)
158.000(大台)
157.926(6/20安値、ピボットローブレイクアウト)
《10:45》
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