ドル円は底堅い推移が続く 159円付近=NY為替序盤

著者:MINKABU PRESS
投稿:2024/06/21 22:37
 きょうもドル円は底堅い推移が続いており、159円付近での推移となっている。米国債利回りは下げているものの、根強い円安がドル円の下値をサポートしている。160円を再び試しそうな気配となっているが、同時に財務省の介入警戒感も高まりそうな値動きではある。

 米財務省が前日に日本を為替の「監視リスト」に入れた。米財務省は、介入は適切な事前協議のもと極めて例外的な状況でのみ行われるべきであるとしている。そのうえで日本は為替操作に関して透明性があるとも評しており、特段に大きな影響はなかったようだ。

 今回の上昇は緩やかな値動きで、日本の財務省が言う「過度な変動」にはあたりそうもない。前回は160円を超えたところで介入を実施してきたが、一部からは、現在の緩やかな上昇であれば165円までは実弾介入はなく、口先介入に留まるのではとの見方も出ている。

 なお、日本時間23時のNYカットでのオプションの期日到来は159円に観測されている。

21日(金)
157.50 (10.8億ドル)
159.00 (13.5億ドル)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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