◆ 再び“158円台”に上昇も… - 膠着続く
英CPIは“ほぼ予想通り(+2.0%/コア+3.5%)”でしたが、マーケットは「英インフレ鈍化は回避」と捉えました。
このため“ポンド買い”が進行し、「金利格差」を背景にした“円売り”が相対的に目立ちました。
一方で「米国市場休場」の影響もあり、“流動性低下”は如何ともしがたいものがあります。
このためドル円は“158円台(高値は158.122円)”へ再び上昇するなど“下値の堅さ”は目立ったものの、ポイントと記した“6/14高値(158.256円)”と超え切るには至らず、“上値の重さ”も引きずったままともいえます。
◆ “約60銭(pips)”をどちらに放れるかの攻防戦…?
「安値切り上げ」が続いていることを踏まえれば、前記“6/14高値(158.256円)”を超え切ることができれば、“ストップロス”を絡めた動意が期待されるところです。
一方でその「安値切り上げ」という流れが崩れるようなことがあると、テクニカル的には“損失確定売り”が進行してもおかしくないということになります。
そうなると前記“6/14高値(158.256円)”を超え切れるか?それとも“昨日安値(157.610円)”を下回るか?によって、方向感は180度変わってくることになる…?
「日銀金融正常化」への道筋がはっきりとしない以上、基本的には“下値の堅さ(円売り)”に大きな変化はないとは考えています。
ただ「米早期利下げ」に消極的な発言こそ相次いでいるものの、“芳しい”とはいいがたい米経済指標が続いている以上、“ドル買い”を推し進めるには心もとない…?
“崩れる”とは思いませんが、やはり目先は“上値の重さ”を基本とした戦略を練りたいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:159.000(大台)
上値4:158.782(ピボットハイブレイクアウト)
上値3:158.545(5/3~5/14-5/16の100%返し、+2σ)
上値2:158.452(ピボット2ndレジスタンス)
上値1:158.256(6/14高値、6/18高値、4/29~5/3の76.4%戻し水準、ピボット1stレジスタンス)
前営業日終値:158.088
下値1:157.744(+1σ、ピボット1stサポート)
下値2:157.610(6/19安値)
下値3:157.519(4/18安値)
下値4:157.428(ピボット2ndサポート)
下値5:157.246(ピボットローブレイクアウト)
《10:50》
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