東エレクなど半導体製造装置関連が軟調、米国による半導体の対中規制強化要請観測を嫌気◇
東京エレクトロン<8035.T>、レーザーテック<6920.T>など半導体製造装置の主力銘柄が軟調な動きとなっている。前日の米株市場が休場だったことで手掛かり材料難が意識されるが、足もとで1ドル=158円台まで円安に振れたことは輸出採算改善期待からプラスに働く。ただ直近、米国が日本とオランダに対し、人工知能(AI)に使われる高性能半導体に関する対中規制を強化するように要請すると海外メディアを通じて伝わっており、これが上値を重くしている。AI用半導体ではエヌビディア<NVDA>の製造するGPU(画像処理半導体)と合わせて需要が増大しているHBM(広帯域メモリー)などが対象となり、同製造装置で高い商品競争力を誇る東エレクなどをはじめ、関連銘柄に逆風となっている。
(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。
出所:MINKABU PRESS
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