グッドパッチ、今期経常を一転88%減益に下方修正

配信元:株探
投稿:2024/06/18 16:00
 グッドパッチ <7351> [東証G] が6月18日大引け後(16:00)に業績修正を発表。24年8月期の連結経常利益を従来予想の4億0400万円→3600万円(前期は2億9900万円)に91.1%下方修正し、一転して88.0%減益見通しとなった。

 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した3-8月期(下期)の連結経常損益も従来予想の3億2600万円の黒字→4200万円の赤字(前年同期は1億7600万円の黒字)に減額し、一転して赤字計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 2024年8月期の連結会計年度における当社の業績予想の前提について、主力事業であるデザインパートナー事業においては、新規および継続プロジェクトの受注が下半期を通じて当期末に向けて伸長し、売上成長を実現していくことを想定しておりました。しかしながら、当第3四半期におけるプロジェクト獲得件数が想定を下回ったことにより、売上高が想定を下回る見通しとなっております。主な要因は以下のとおりです。1継続プロジェクトの獲得において、主にエンタープライズ顧客のプロジェクトへの予算確保が想定通り進捗せず、継続獲得プロジェクト数が当第2四半期に比べ減少した。2新規プロジェクトの獲得において、新規有効商談数は前年対比で継続的に増加しているものの、当第3四半期(特に2024年3月から4月)において減少傾向となっており、獲得パイプラインが不足するとともに、検討リードタイムが長期化する傾向のあるエンタープライズ顧客を中心に新規プロジェクトの開始が第4四半期以降にずれ込んだ。その結果、継続分の減少を新規獲得にて補うことができなかった。3上記の影響を受け、当初想定したデザイナー稼働率を下回る見込みとなった。また、営業利益、経常利益および親会社株主に帰属する当期純利益については、以上の売上高減少に伴い、前回発表の業績予想を下回る見込みとなっております。なお、直近の事業環境を踏まえ、マーケティングを含めた営業戦略の見直し、営業組織の強化を実施し、足下のプロジェクト獲得においては改善が見られております。それに伴い、当期末に向けてデザイナー稼働率の向上を見込んでおり、収益性においても回復傾向にあります。 今後につきましては、市場環境に即した柔軟な事業戦略を構築し、事業成長を実現していきたいと考えております。
配信元: 株探

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