北陸電力とインテック、エネルギー・リソース・アグリゲーション事業に関する協業開始

配信元:PR TIMES
投稿:2024/06/11 18:17
次世代電力マネジメントによりカーボンニュートラル社会の実現に貢献

 北陸電力株式会社(本社:富山県富山市、代表取締役社長 社長執行役員:松田光司、以下 北陸電力)とTISインテックグループの株式会社インテック(本社:富山県富山市、代表取締役社長:疋田秀三、以下 インテック)は、エネルギー・リソース・アグリゲーション事業に関する協業について、本日、基本合意書を締結いたしました。


 エネルギー・リソース・アグリゲーション事業は、分散型エネルギーリソース※1(以下、DER)を束ねてコントロールし、仮想の発電所のように機能させることで、再生可能エネルギーの活用促進、災害時のレジリエンス向上、電力システムの効率化に資するエネルギービジネスです。

 北陸地域に根差した事業基盤を有する両社は、北陸電力の強みであるエネルギー事業と、インテックの強みであるデジタル技術を相互に補完し、カーボンニュートラル、持続可能な社会を目指してエネルギー・リソース・アグリゲーションを実現することで、エネルギー事業の拡大、ひいては地域経済の発展に寄与すべく、協業を開始します。

 両社は、これまで、インテックのスマートホームアプリ「UCHITAS(ウチタス)」を通じて複数のエコキュートを遠隔制御する実証実験を行っており、基本的な技術確認と課題解決への取り組みに着手しています。
 今後、エコキュート、蓄電池などのDERに加え、エアコン、照明などの家電製品と「UCHITAS」を連携し、遠隔・統合制御することで、家庭内の電気使用状況の最適化や電力システムの効率化など、次世代電力マネジメント※2を実現する新しいDRサービスの検討を推進します。

 また、本事業に求められるサイバーセキュリティ対策においては、本分野で関連研究と政策提言を行っている慶應義塾大学に研究拠点を置くサイバー文明研究センター※3、そして慶應義塾大学SFC研究所地域ICTプラットフォームラボにおける研究成果を活用し、IEC(国際電気標準会議)の最新の国際標準動向へ対応した取り組みを推進していきます。

※1 分散型エネルギーリソース(DER):
  エコキュートや蓄電池といった需要家の受電点以下に接続されているエネルギーリソース(受電、蓄電、需要設備など)の総称
※2 次世代電力マネジメント:
  太陽光発電やEV、蓄電池、エコキュートなどを組み合わせて電力需給を最適化すること
※3 サイバー文明研究センター:
2018年から慶應義塾大学グローバルリサーチインスティテュート内に設置し、米国と日本のインターネットエンジニアリングおよび管理情報システムの専門家を迎えたサイバー・フィジカルシステムに関する国際連携研究機関(共同センター長:デイビッド・ファーバー 博士、村井純 慶應義塾大学教授)。
                                                以 上

別 紙:「エネルギー・リソース・アグリゲーション事業に関する協業開始について」
















◆各社サービスに関するお問い合わせ先
 北陸電力株式会社 営業本部 営業本部室 CNビジネス開発チーム
  E-Mail:cn_drservice@rikuden.co.jp

  株式会社インテック ビジネスイノベーション事業部 ビジネスイノベーション部
  担当:遠藤、大谷
  E-Mail:uchitas_support@intec.co.jp
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