◆ “高止まり”も“上値の重さ”が目立つ… - “157円ライン”付近
「米早期利下げ観測」はさらに緩んでおり、ドル円は再び“157円台”に乗せる場面が見られました。
ただ米3連休を控えて流動性は乏しく、“ポジション調整”も活発化しています。
このため米10年債利回りは一時“4.50%”へ上昇したものの、最終的には“4.46%”へと押し戻されました。
つれてドル円も“156円後半”へと押し戻されるなど、「下値は堅いが、上値も重い」を地で往く展開のまま、先週末の取引を終えています。
◆ 基本は“動意薄”と見るが…?
本日も「米国(メモリアル・デー)/英国(スプリング・バンク・ホリデー)」が休場となりますので、“流動性低下”は否めないところがあります。
ただ週末には、FRBがインフレ動向を占う上で最重要視している「PCEコア・デフレータ」が予定されています。
また植田総裁をはじめに、今週は「日銀関係者発言」も相次ぎます。
そうなると「それらを見極めたい」との思惑は台頭しやすい中、本日は前記したように“流動性低下”が否めないという状況になります。
基本は“動意薄”とは考えますが、“もう一段のポジション調整”には十分に注意しておきたいところです。
もっとも「下値は堅いが、上値も重い」を脱却するほどの勢いは、現時点では感じられませんが…。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
158.144(+2σ)
上値5:157.980(5/1高値、大台)
上値4:157.442(ピボットハイブレイクアウト)
上値3:157.290(ピボット2ndレジスタンス)
上値2:157.189(5/23-24高値)
上値1:157.139(5/24高値、ピボット1stレジスタンス)
前営業日終値:156.947(大台、+1σ)
下値1:156.816(5/24安値、ピボット1stサポート)
下値2:156.644(ピボット2ndサポート)
下値3:156.499(5/23安値、ピボットローブレイクアウト)
下値4:156.344(5/16~5/23の23.6%押し)
下値5:156.091(5/22安値)
156.000(大台、日足・一目均衡表基準線)
155.847(5/21安値、5/16~5/23の38.2%押し)
《10:40》
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