*16:08JST ジェーソン Research Memo(8):自己資本比率は56.9%、ネットキャッシュも潤沢で財務体質は良好
■業績動向
3. 財務状況
ジェーソン<3080>の2024年2月期末の財務状況は、資産合計は前期末比360百万円増加の10,766百万円となった。主な変動要因は、現金及び預金205百万円の増加を主因として流動資産が426百万円増加、有形固定資産が減価償却累計額の増加を主因に65百万円減少、投資その他の資産は1百万円減少した。一方、負債合計は同75百万円減少の4,645百万円となった。流動負債、固定負債ともに目立った変動はなかった。純資産合計は2020年2月期末の4,157百万円、2021年2月期末の4,847百万円、2022年2月期末の5,251百万円、2023年2月期末の5,684百万円、2024年2月期末の6,120百万円と着実に増加している。
経営指標を見ると、安全性を示す自己資本比率は前期末の54.6%から56.9%へと改善し、D/Eレシオは同0.13倍から0.12倍へと小幅に改善した。ネットキャッシュ(現金及び預金−有利子負債)も同3,280百万円から3,485百万円へと205百万円増加した。同社の財務状況は健全な状態が続いており、大きな設備投資などキャッシュアウトも予定されていないことから、今後についても現金及び預金や純資産の積み上げ、自己資本比率の向上が期待される。
なお、同社の事業特性上、大きな設備投資は必要としないため、フリー・キャッシュ・フローは黒字を維持している。2024年2月期の営業活動によるキャッシュ・フローは551百万円の収入、投資活動によるキャッシュ・フローは130百万円の支出、フリー・キャッシュ・フローは421百万円の収入であった。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 永岡宏樹)
<HH>
3. 財務状況
ジェーソン<3080>の2024年2月期末の財務状況は、資産合計は前期末比360百万円増加の10,766百万円となった。主な変動要因は、現金及び預金205百万円の増加を主因として流動資産が426百万円増加、有形固定資産が減価償却累計額の増加を主因に65百万円減少、投資その他の資産は1百万円減少した。一方、負債合計は同75百万円減少の4,645百万円となった。流動負債、固定負債ともに目立った変動はなかった。純資産合計は2020年2月期末の4,157百万円、2021年2月期末の4,847百万円、2022年2月期末の5,251百万円、2023年2月期末の5,684百万円、2024年2月期末の6,120百万円と着実に増加している。
経営指標を見ると、安全性を示す自己資本比率は前期末の54.6%から56.9%へと改善し、D/Eレシオは同0.13倍から0.12倍へと小幅に改善した。ネットキャッシュ(現金及び預金−有利子負債)も同3,280百万円から3,485百万円へと205百万円増加した。同社の財務状況は健全な状態が続いており、大きな設備投資などキャッシュアウトも予定されていないことから、今後についても現金及び預金や純資産の積み上げ、自己資本比率の向上が期待される。
なお、同社の事業特性上、大きな設備投資は必要としないため、フリー・キャッシュ・フローは黒字を維持している。2024年2月期の営業活動によるキャッシュ・フローは551百万円の収入、投資活動によるキャッシュ・フローは130百万円の支出、フリー・キャッシュ・フローは421百万円の収入であった。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 永岡宏樹)
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