午後:債券サマリー 先物は反落、長期金利1.005%と異次元緩和前の水準に上昇
24日の債券市場で、先物中心限月6月限は反落した。前日の米国市場で長期債相場が下落(金利が上昇)したことが重荷となったほか、日銀の早期の利上げ観測もあって、売り圧力が強まった。
この日、財務省が実施した「残存期間5年超15.5年以下」を対象とする流動性供給入札は、応札倍率が3.02倍と、前回の3.13倍を下回ったが、市場では総じて無難な結果と受け止められた。一方、前日の日銀による「残存期間1年超3年以下」の国債買い入れオペで、応札額がオファー額を下回る「札割れ」となったことを受けて、今後のオペで買い入れ額が減額されるリスクが引き続き意識された。債券需給への警戒感とともに、日銀の早期の利上げ観測もくすぶり、債券価格の先安観(金利の先高観)をもとにした売りが優勢となった。
米国市場では経済指標の発表を受けて米国景気の底堅さが意識され、利下げ観測が後退した。米国債相場の先安観(金利の先高観)もあり、流動性供給入札通過後も先物への押し目買い意欲は限られた。
先物6月限は前営業日比14銭安の143円59銭で取引を終えた。現物債市場で新発10年債利回り(長期金利)は2012年4月以来の高水準となる前営業日比0.010ポイント高の1.005%に上昇。日銀による異次元金融緩和策の導入前の水準に戻した。
出所:MINKABU PRESS
この日、財務省が実施した「残存期間5年超15.5年以下」を対象とする流動性供給入札は、応札倍率が3.02倍と、前回の3.13倍を下回ったが、市場では総じて無難な結果と受け止められた。一方、前日の日銀による「残存期間1年超3年以下」の国債買い入れオペで、応札額がオファー額を下回る「札割れ」となったことを受けて、今後のオペで買い入れ額が減額されるリスクが引き続き意識された。債券需給への警戒感とともに、日銀の早期の利上げ観測もくすぶり、債券価格の先安観(金利の先高観)をもとにした売りが優勢となった。
米国市場では経済指標の発表を受けて米国景気の底堅さが意識され、利下げ観測が後退した。米国債相場の先安観(金利の先高観)もあり、流動性供給入札通過後も先物への押し目買い意欲は限られた。
先物6月限は前営業日比14銭安の143円59銭で取引を終えた。現物債市場で新発10年債利回り(長期金利)は2012年4月以来の高水準となる前営業日比0.010ポイント高の1.005%に上昇。日銀による異次元金融緩和策の導入前の水準に戻した。
出所:MINKABU PRESS
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