午前:債券サマリー 先物は反落、米利下げ観測後退で売られる
24日の債券市場で、先物中心限月6月限は反落した。前日の米国市場では、米国景気の底堅さを示す経済指標の発表を受けて利下げ観測が後退。長期債価格は下落(金利は上昇)し、円債相場にも売り圧力が強まった。
5月の米国の購買担当者景気指数(PMI)の速報値は、製造業、サービス業ともに市場予想を上回った。週間の新規失業保険申請件数は市場予想を下回り、堅調な米景気を背景としたインフレ環境の長期化により、米連邦準備制度理事会(FRB)が利下げに動きにくくなるとの見方を強めた。米長期金利は4.48%に上昇した。
米国での債券安が円債相場の重荷となった半面、日銀の早期の利上げ観測がくすぶるなかで、前日の日銀の国債買い入れオペで「残存期間1年超3年以下」で札割れとなったことを受け、買い入れ額が減額されるとの見方が広がっており、一段と売り込む姿勢は限られた。24日午前に財務省は流動性供給入札(残存期間5年超15.5年以下)を通知した。市場では無難に通過するとの見方が優勢となっている。
先物6月限は前営業日比6銭安の143円67銭で午前の取引を終えた。現物債市場で新発10年債利回りは1.000%で推移している。
出所:MINKABU PRESS
5月の米国の購買担当者景気指数(PMI)の速報値は、製造業、サービス業ともに市場予想を上回った。週間の新規失業保険申請件数は市場予想を下回り、堅調な米景気を背景としたインフレ環境の長期化により、米連邦準備制度理事会(FRB)が利下げに動きにくくなるとの見方を強めた。米長期金利は4.48%に上昇した。
米国での債券安が円債相場の重荷となった半面、日銀の早期の利上げ観測がくすぶるなかで、前日の日銀の国債買い入れオペで「残存期間1年超3年以下」で札割れとなったことを受け、買い入れ額が減額されるとの見方が広がっており、一段と売り込む姿勢は限られた。24日午前に財務省は流動性供給入札(残存期間5年超15.5年以下)を通知した。市場では無難に通過するとの見方が優勢となっている。
先物6月限は前営業日比6銭安の143円67銭で午前の取引を終えた。現物債市場で新発10年債利回りは1.000%で推移している。
出所:MINKABU PRESS
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