米外為市場サマリー:米利下げ観測弱まり一時157円20銭まで上伸
23日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=156円93銭前後と前日に比べて10銭強のドル高・円安で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=169円73銭前後と同2銭程度のユーロ高・円安だった。
この日に米労働省が発表した前週分の新規失業保険申請件数は前の週から減少し、米労働市場の堅調さが示された。また、米S&Pグローバルが発表した5月の米購買担当者景気指数(PMI)速報値は、製造業とサービス業がともに4月から改善した。これを受けて市場では米連邦準備理事会(FRB)の利下げ開始時期が遅れるとの見方が広がり、米長期金利が上昇するとともに日米金利差の拡大が意識され、ドル円相場は一時157円20銭と約3週間ぶりのドル高・円安水準をつけた。その後はNYダウをはじめとする米主要株価指数の下落が影響するかたちで伸び悩んだが、イエレン米財務長官が会見で「為替介入はめったに使用されない手段であるべきで、介入に踏み切る際には十分な警告が発せられる必要がある」などと述べたことがドルを支えた。
ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0815ドル前後と前日に比べて0.0008ドル程度のユーロ安・ドル高だった。
出所:MINKABU PRESS
この日に米労働省が発表した前週分の新規失業保険申請件数は前の週から減少し、米労働市場の堅調さが示された。また、米S&Pグローバルが発表した5月の米購買担当者景気指数(PMI)速報値は、製造業とサービス業がともに4月から改善した。これを受けて市場では米連邦準備理事会(FRB)の利下げ開始時期が遅れるとの見方が広がり、米長期金利が上昇するとともに日米金利差の拡大が意識され、ドル円相場は一時157円20銭と約3週間ぶりのドル高・円安水準をつけた。その後はNYダウをはじめとする米主要株価指数の下落が影響するかたちで伸び悩んだが、イエレン米財務長官が会見で「為替介入はめったに使用されない手段であるべきで、介入に踏み切る際には十分な警告が発せられる必要がある」などと述べたことがドルを支えた。
ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0815ドル前後と前日に比べて0.0008ドル程度のユーロ安・ドル高だった。
出所:MINKABU PRESS
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