◆ 想定通りに“戻り”先行… - “156円後半”へ
昨日は日本10年債利回りが“2013年5月以来(1.00%)”に上昇したにもかかわらず、“円買い”が進行することはありませんでした。
逆に注目のFOMC議事要旨は“タカ派寄り”となり、“ドル買い”が進行するに至っています。
こうしてドル円は“156.549円(5/15高値)”どころか“156.771円(5/14高値)”をもわずかに上回り、“156.800円”へと上値を伸ばしています。
◆ 突破すれば“加速”の可能性、ただ…? - “157円ライン”
こうなると次なるポイントは“157.010円(4/29~5/3の61.8%戻し)”であり、上回ると“160円台に向けて再加速”といった展開も想定せざるを得なくなってきます。
ただ「円買い介入」への思惑は根強いものがあり、また短期金融市場では「米9月利下げ(65%→62%)」「年内2回以上利下げ(57.2%→51.2%)」と確率はすでに低下しています。
もう一段の低下が必要ともなれば、ここから先は容易とはいいがたい…?
「上値が重く、下値はより一層堅い」という基本は、また継続すると見ています。
ただここから先に関しては“容易ではない”、場合によっては“一旦利益確定売りも…”と考えたいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
159.000(大台)
上値5:158.228(4/29~5/3の76.4%戻し、+2σ)
上値4:157.980(5/1高値、大台)
上値3:157.744(ピボットハイブレイクアウト)
上値2:157.272(ピボット2ndレジスタンス)
上値1:157.010(4/29~5/3の61.8%戻し、+1σ、ピボット1stレジスタンス大台)
前営業日終値:156.798
下値1:156.326(ピボット1stサポート)
下値2:156.091(5/22安値)
下値3:156.000(大台、日足・一目均衡表基準線、5/16~5/22の23.6%押し)
下値4:155.847(5/21安値、ピボット2ndサポート)
下値5:155.672(20日移動平均線)
155.581(5/16~5/22の38.2%押し、ピボットローブレイクアウト)
155.504(5/20安値、週足・一目均衡表転換線)
155.247(5/17安値、日足・一目均衡表転換線、5/16~5/22の50%押し)
《10:55》
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