英CPI、サービスインフレが鈍化せず6月利下げ期待後退 エコノミストからは見方様々=NY為替
ポンドドルは1.27ドル台での上下動を繰り広げている。ロンドン時間に4月の英消費者物価指数(CPI)が発表され、総合指数は前年比2.3%と予想は上回ったものの、2%のインフレ目標に一気に接近した。
しかし、市場は本日の英CPIを受けて6月利下げ期待を大きく後退させている。コア指数が予想ほど鈍化しなかったほか、特に注目されていたサービスCPIが前年比5.9%と前回の6.0%からさほど鈍化しなかった点が失望感を強めたようだ。
サービスインフレは賃金が伸び鈍化から冷え込みへのシフトが遅れていることが示唆されており、英中銀が6月利下げに踏み切るには不十分な内容との指摘も出ている。短期金融市場では6月までの利下げ確率が前日の50%程度から10%に大きく低下し、8月まで利下げについても50%程度に一気に低下している。
エコノミストからは様々な見方が出ており、4月のデータの多くが一過性のもので6月の可能性が全く無くなったとは言えないが、8月が最も可能性が高いとの指摘の一方、再利上げの可能性も否定できないとの声まで出ている。
*英消費者物価指数(CPI)(4月)15:00
結果 0.3%
予想 0.2% 前回 0.6%(前月比)
結果 2.3%
予想 2.1% 前回 3.2%(前年比)
結果 3.9%
予想 3.7% 前回 4.2%(コア・前年比)
結果 5.9%
予想 5.4% 前回 6.0%(コア・前年比)
GBP/USD 1.2726 GBP/JPY 199.19 EUR/GBP 0.8513
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
しかし、市場は本日の英CPIを受けて6月利下げ期待を大きく後退させている。コア指数が予想ほど鈍化しなかったほか、特に注目されていたサービスCPIが前年比5.9%と前回の6.0%からさほど鈍化しなかった点が失望感を強めたようだ。
サービスインフレは賃金が伸び鈍化から冷え込みへのシフトが遅れていることが示唆されており、英中銀が6月利下げに踏み切るには不十分な内容との指摘も出ている。短期金融市場では6月までの利下げ確率が前日の50%程度から10%に大きく低下し、8月まで利下げについても50%程度に一気に低下している。
エコノミストからは様々な見方が出ており、4月のデータの多くが一過性のもので6月の可能性が全く無くなったとは言えないが、8月が最も可能性が高いとの指摘の一方、再利上げの可能性も否定できないとの声まで出ている。
*英消費者物価指数(CPI)(4月)15:00
結果 0.3%
予想 0.2% 前回 0.6%(前月比)
結果 2.3%
予想 2.1% 前回 3.2%(前年比)
結果 3.9%
予想 3.7% 前回 4.2%(コア・前年比)
結果 5.9%
予想 5.4% 前回 6.0%(コア・前年比)
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MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。
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