16日の米株式市場の概況、NYダウ一時4万ドル突破も利益確定売りで下げに転じる

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2024/05/17 08:09
 16日の米株式市場では、NYダウが前日比38.62ドル安の3万9869.38ドルと3日ぶりに反落した。米国景気の底堅さとインフレの鈍化が両立する軟着陸シナリオへの期待をもとにしたリスク選好ムードが続き、NYダウは一時、取引時間中として初めて4万ドル台に乗せる場面があった。半面、目先の利益を確定する目的の売りが重荷となり、節目突破後は下げに沈む展開となった。

 キャタピラー<CAT>やシェブロン<CVX>が軟調推移。ディア&カンパニー<DE>が売られ、ゲームストップ<GME>とAMCエンターテインメント・ホールディングス<AMC>が大幅続落した。半面、ウォルマート<WMT>が急伸。スリーエム<MMM>やボーイング<BA>、インテル<INTC>が高く、チャブ<CB>が大きく水準を切り上げた。

 ナスダック総合株価指数は44.069ポイント安の1万6698.321と4日ぶりに反落した。メタ・プラットフォームズ<META>やアマゾン・ドット・コム<AMZN>が下落し、エヌビディア<NVDA>やロードコム<AVGO>、プライド・マテリアルズ<AMAT>が冴えない展開となった。一方、アルファベット<GOOG>とテスラ<TSLA>、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ<AMD>がしっかり。ASTスペースモバイル<ASTS>が買われた。

出所:MINKABU PRESS
配信元: みんかぶ