米外為市場サマリー:米早期利下げ観測が後退するなか一時155円50銭台に上伸
16日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=155円39銭前後と前日に比べて50銭程度のドル高・円安で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=168円87銭前後と同30銭弱のユーロ高・円安だった。
この日に発表された4月の米輸入物価指数が大幅な伸びとなったほか、前週分の米新規失業保険申請件数は前の週から減り、4月の米住宅着工件数が前月から増加したことで、米連邦準備理事会(FRB)による早期利下げ観測がやや後退した。加えて、ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁がインタビューで「金融政策のスタンスを変える理由があることを示す指標は見当たらない」と述べたこともあり、ドル円相場は一時155円53銭まで上伸した。その後もクリーブランド地区連銀のメスター総裁が講演で「FRBの政策金利を現在の水準で維持することが、なお高水準で推移するインフレ率を目標の2%に戻すことにつながる」と発言したことや、リッチモンド連銀のバーキン総裁がインタビューで「インフレ率を目標の2%に引き下げるには高金利を維持する必要がある」と述べるなど、FRB高官が早期の利下げに慎重な見方を示していることがドルを支えた。
ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0867ドル前後と前日に比べて0.0020ドル弱のユーロ安・ドル高だった。
出所:MINKABU PRESS
この日に発表された4月の米輸入物価指数が大幅な伸びとなったほか、前週分の米新規失業保険申請件数は前の週から減り、4月の米住宅着工件数が前月から増加したことで、米連邦準備理事会(FRB)による早期利下げ観測がやや後退した。加えて、ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁がインタビューで「金融政策のスタンスを変える理由があることを示す指標は見当たらない」と述べたこともあり、ドル円相場は一時155円53銭まで上伸した。その後もクリーブランド地区連銀のメスター総裁が講演で「FRBの政策金利を現在の水準で維持することが、なお高水準で推移するインフレ率を目標の2%に戻すことにつながる」と発言したことや、リッチモンド連銀のバーキン総裁がインタビューで「インフレ率を目標の2%に引き下げるには高金利を維持する必要がある」と述べるなど、FRB高官が早期の利下げに慎重な見方を示していることがドルを支えた。
ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0867ドル前後と前日に比べて0.0020ドル弱のユーロ安・ドル高だった。
出所:MINKABU PRESS
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