燦キャピタル、前期最終を一転赤字に下方修正、対純資産で74%の赤字

配信元:株探
投稿:2024/05/14 17:00
 燦キャピタルマネージメント <2134> [東証S] が5月14日大引け後(17:00)に業績修正を発表。24年3月期の連結最終損益を従来予想の1100万円の黒字→4億8900万円の赤字(前の期は9億0400万円の赤字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。赤字額は前の期末の純資産を74.3%毀損する規模となった。

 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終損益も従来予想の2億2300万円の黒字→2億7700万円の赤字(前年同期は3億8800万円の赤字)に減額し、一転して赤字計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 (1)売上高につきましては、当社のクリーンエネルギー事業において、太陽光発電並びにバイオマス発電に関するアレンジメント業務の受注や工事の受注が、2024年4月以降にずれ込んだこと等が主な要因で、今回の業績予想数値が前回発表予想数値を下回る結果となりました。(2)営業利益及び経常利益につきましては、上記に加え、当社の在庫商品の評価見直しによる評価損失を計上したことで売上原価が増加し売上総利益が減少したこと、持分法による投資損失を計上したこと等が主な要因で、今回の業績予想数値が前回発表予想数値を下回る結果となりました。(3)親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、上記に加え、事業会社からの未収入金に対して貸倒引当金を計上したこと、保有する有形固定資産に対して減損損失を計上したこと等により特別損失を計上したことが主な要因で、今回の業績予想数値が前回発表予想数値を下回る結果となりました。3.営業外収益の計上について   当社は、2024年3月期(2023年4月1日~2024年3月31日)第4四半期において、受取配当金2,500千円を計上いたしました。4.営業外費用の計上について   当社は、2024年3月期(2023年4月1日~2024年3月31日)第4四半期において、持分法による投資損失42,831千円を計上いたしました。また支払利息2,756千円を計上いたしました。5.特別利益の計上について当社は、2024年3月期(2023年4月1日~2024年3月31日)第4四半期において、関係会社株式売却益75,210千円を計上いたしました。また貸倒引当金戻入額28,205千円を計上いたしました。6.特別損失の計上について   当社は、2024年3月期(2023年4月1日~2024年3月31日)第4四半期において、貸倒引当金繰入額90,000千円を計上いたしました。また減損損失75,056千円、訴訟損失引当金繰入額25,000千円、関係会社出資金評価損2,280千円を計上いたしました。 なお、今回の予想数値の修正及び営業外損益、特別損益の計上につきましては、当社及び当社会計監査人との間で十分な協議を重ねた結果、決定したものです。
配信元: 株探

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