午後:債券サマリー 先物は小幅続落、長期金利は0.910%に上昇
10日の債券市場で、先物中心限月6月限は小幅続落した。日銀の金融政策に関し、早期に修正されるとの見方が広がり、売りを促す要因となった。財務省がこの日実施した30年債入札で、投資家の需要が市場の期待ほど高くはなかったとの受け止めも広がり、円債相場の重荷となった。
10日に実施された30年債入札は、小さければ好調とされるテール(平均落札価格と最低落札価格の差)が30銭で、前回(4月4日)の13銭から拡大した。応札倍率は3.25倍となり、前回の3.47倍を下回った。入札結果が発表された後、先物は下げ幅を拡大する場面があった。
一方で下値を探る姿勢は限られた。米国では年内の利下げ観測が広がり、前日の米債券市場では長期金利に低下圧力(債券価格に上昇圧力)が掛かった。今後の米金利動向を見極めたいとの姿勢もあって、後場は安値圏でもみあう展開となった。
先物6月限は前営業日比3銭安の144円26銭で取引を終えた。現物債市場で、新発10年債利回り(長期金利)は同0.005%高い0.910%に上昇した。
出所:MINKABU PRESS
10日に実施された30年債入札は、小さければ好調とされるテール(平均落札価格と最低落札価格の差)が30銭で、前回(4月4日)の13銭から拡大した。応札倍率は3.25倍となり、前回の3.47倍を下回った。入札結果が発表された後、先物は下げ幅を拡大する場面があった。
一方で下値を探る姿勢は限られた。米国では年内の利下げ観測が広がり、前日の米債券市場では長期金利に低下圧力(債券価格に上昇圧力)が掛かった。今後の米金利動向を見極めたいとの姿勢もあって、後場は安値圏でもみあう展開となった。
先物6月限は前営業日比3銭安の144円26銭で取引を終えた。現物債市場で、新発10年債利回り(長期金利)は同0.005%高い0.910%に上昇した。
出所:MINKABU PRESS
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