午後:債券サマリー 先物は続落、長期金利0.905%に上昇
9日の債券市場で、先物中心限月6月限は続落。日銀が朝方に4月25~26日開催分の金融政策決定会合の主な意見を公表し、タカ派的と受け止められたことから売り圧力が強まった。
主な意見で「円安を背景に基調的な物価上昇率の上振れが続く場合には、正常化のペースが速まる可能性は十分にある」「金利のパスは、市場で織り込まれているよりも高いものになる可能性がある」「現状6兆円程度の毎月の長期国債買い入れを減額することは選択肢である」などの指摘があったことが分かり、早期の金融引き締めが意識されたもよう。また、日銀の植田和男総裁が8日の講演で「物価見通しが上振れたり、あるいは上振れリスクが大きくなった場合には、金利をより早めに調整していくことが適当になると考えられる」と述べたことも影響した様子だった。債券先物は朝方に一時144円04銭まで軟化したあとは下げ渋る動きとなったが、時間外取引での米長期金利の上昇が重荷となり戻りは限定的。加えて、あす10日に財務省が30年債入札を実施する予定であることも買いを入れにくくさせたようだ。
先物6月限の終値は、前日比27銭安の144円29銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、午後3時時点で前日比0.030%上昇の0.905%で推移している。
出所:MINKABU PRESS
主な意見で「円安を背景に基調的な物価上昇率の上振れが続く場合には、正常化のペースが速まる可能性は十分にある」「金利のパスは、市場で織り込まれているよりも高いものになる可能性がある」「現状6兆円程度の毎月の長期国債買い入れを減額することは選択肢である」などの指摘があったことが分かり、早期の金融引き締めが意識されたもよう。また、日銀の植田和男総裁が8日の講演で「物価見通しが上振れたり、あるいは上振れリスクが大きくなった場合には、金利をより早めに調整していくことが適当になると考えられる」と述べたことも影響した様子だった。債券先物は朝方に一時144円04銭まで軟化したあとは下げ渋る動きとなったが、時間外取引での米長期金利の上昇が重荷となり戻りは限定的。加えて、あす10日に財務省が30年債入札を実施する予定であることも買いを入れにくくさせたようだ。
先物6月限の終値は、前日比27銭安の144円29銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、午後3時時点で前日比0.030%上昇の0.905%で推移している。
出所:MINKABU PRESS
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