幸楽苑HD、前期最終を一転黒字に上方修正

配信元:株探
投稿:2024/05/09 15:00
 幸楽苑ホールディングス <7554> [東証P] が5月9日大引け後(15:00)に業績修正を発表。24年3月期の連結最終損益を従来予想の1.5億円の赤字→0.9億円の黒字(前の期は28.5億円の赤字)に上方修正し、一転して黒字に浮上する見通しとなった。ただ、通期の連結営業損益は従来予想の0.5億円の黒字→0.3億円の黒字(前の期は16.8億円の赤字)に34.0%下方修正した。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終損益も従来予想の1億円の黒字→3.4億円の黒字(前年同期は17.8億円の赤字)に3.4倍増額した計算になる。

 同時に、期末一括配当は引き続き未定とした。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 連結業績予想数値の修正の理由 2024年3月期通期連結業績予想は、売上高は新型コロナウイルス感染症が感染症法上の5類移行に伴う人流回復により増加見込みとなりました。営業利益は店舗運営コスト(原材料費、人件費、光熱費、物流費)の増加により予想を下回る見込みとなりました。経常利益はシンジケートローン手数料の減少により、親会社株主に帰属する当期純利益は不採算店舗の譲渡に伴い店舗除却損失及び原状回復費用等が予想を下回るため、それぞれ公表値を上回る見込みとなりました。個別業績予想数値の修正の理由 2024年3月期通期個別業績予想は、売上高は子会社からの業務受託収入が減少する見込みとなりました。経常利益は業務受託収入の減少に加え、原材料費など製造コストの上昇に伴い子会社へ販売する製品原価が上昇したため公表値を下回る見込みとなりました。当期純利益は固定資産売却益、不採算店舗の譲渡に伴い店舗除却損失及び原状回復費用等が予想を下回るため公表値を上回る見込みとなりました。※上記の業績予想は、現時点で入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後の様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。
配信元: 株探

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