バッファロー、前期最終を一転65％減益に下方修正、配当は5円増額

　バッファロー <3352> [東証Ｓ] が5月8日大引け後(15:30)に業績・配当修正を発表。24年3月期の連結最終利益を従来予想の4億円→1億1400万円(前の期は3億2500万円)に71.5％下方修正し、一転して64.9％減益見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終利益も従来予想の3億0300万円→1700万円(前年同期は2億1500万円)に94.4％減額し、一転して92.1％減益計算になる。

　同時に、前期の年間配当を従来計画の50円→55円(前の期は45円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　収益面では、ピットサービスが業容拡大への取組みの成果としてコーティングメニューを中心に売上高を伸張させております。また、顧客の利便性向上への取組みとしてオートバックスＷｅｂ予約システムからの予約受入れを推進しておりオイル・バッテリー分類が増収に寄与いたしました。　経費面では、従業員給与のベースアップや特定技能外国人労働者の採用を拡大する中で人件費が増加しており、また、ＰＯＳレジシステムのリニューアルやキュッシュレス決済への転換による決済手数料の負担増加などから管理費が増加しており、営業利益・経常利益の減収につながりました。　また、上記「１．特別損失の内容」に記載のとおり特別損失287百万円の計上に伴い当期純利益は大幅な減収となっております。（注）上記の予想につきましては、当社が発表日現在において入手している情報および合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は今後の様々な要因により予想数値と異なる可能性があります。

　　2024年３月期の期末配当予想につきましては、当社の財政状態および今後の事業環境や配当政策を総合的に勘案した結果、前回予想の普通配当金25円を5円増配し、１株につき30円に修正いたします。なお、本件につきましては、2024年６月18日開催予定の第42期定時株主総会に付議する予定であります。（注）上記の予想につきましては、当社が発表日現在において入手している情報および合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績および配当等は今後の様々な要因により予想数値と異なる可能性があります。