来週の為替相場見通し=米雇用統計の結果が相場を左右
来週のドル円相場は、3日に発表される4月の米雇用統計の結果次第で方向感が決まりそうだ。予想レンジは1ドル=154円00銭~158円00銭。
4月29日と5月1日のニューヨーク市場でドル円相場が乱高下したことに関し、市場では日本政府・日銀が円買い介入を実施したとの観測が大勢で、再介入への思惑から積極的には円を売りにくい。一方、米連邦準備理事会(FRB)の利下げが遠のきつつあるなか、当面は日米金利差が開いた状態が続くとの見方が根強く、ドルの押し目買い意欲は引き続き強いだろう。パウエルFRB議長は米連邦公開市場委員会(FOMC)後の記者会見で「利上げの可能性は低い」との考えを強調したが、米経済指標でインフレ圧力の根強さが改めて示されれば利上げ観測が再燃する可能性があり、4月の米雇用統計への注目度が一段と高まっている。
なお、来週に海外で発表される主な経済指標としては、6日に4月の中国Caixinサービス部門購買担当者景気指数(PMI)と3月のユーロ圏卸売物価指数(PPI)、7日に3月のドイツ製造業新規受注と3月のユーロ圏小売売上高、8日に3月のドイツ鉱工業生産、9日に4月の中国貿易収支と前週分の米新規失業保険申請件数、10日に5月の米ミシガン大学消費者態度指数・速報値など。国内では10日に3月の全世帯家計調査・消費支出と4月の景気ウオッチャー調査が公表される予定となっている。
出所:MINKABU PRESS
4月29日と5月1日のニューヨーク市場でドル円相場が乱高下したことに関し、市場では日本政府・日銀が円買い介入を実施したとの観測が大勢で、再介入への思惑から積極的には円を売りにくい。一方、米連邦準備理事会(FRB)の利下げが遠のきつつあるなか、当面は日米金利差が開いた状態が続くとの見方が根強く、ドルの押し目買い意欲は引き続き強いだろう。パウエルFRB議長は米連邦公開市場委員会(FOMC)後の記者会見で「利上げの可能性は低い」との考えを強調したが、米経済指標でインフレ圧力の根強さが改めて示されれば利上げ観測が再燃する可能性があり、4月の米雇用統計への注目度が一段と高まっている。
なお、来週に海外で発表される主な経済指標としては、6日に4月の中国Caixinサービス部門購買担当者景気指数(PMI)と3月のユーロ圏卸売物価指数(PPI)、7日に3月のドイツ製造業新規受注と3月のユーロ圏小売売上高、8日に3月のドイツ鉱工業生産、9日に4月の中国貿易収支と前週分の米新規失業保険申請件数、10日に5月の米ミシガン大学消費者態度指数・速報値など。国内では10日に3月の全世帯家計調査・消費支出と4月の景気ウオッチャー調査が公表される予定となっている。
出所:MINKABU PRESS
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