午後:債券サマリー 先物は反落、FOMC結果発表控え様子見姿勢強まる
1日の債券市場で先物中心限月6月限は反落した。前日の米国市場で長期債相場が下落(金利は上昇)したことが重荷となった。国内では利付国債の入札や国債買い入れオペといった需給イベントがないなかで、午後は様子見ムードが優勢の展開となった。
日本時間2日未明に米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果が発表される。市場では政策金利の据え置きがコンセンサスとなっている。一方、直近では強い内容の米経済指標の発表が相次いだとあって、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長がタカ派的な姿勢を示すリスクが警戒されている。FOMCの結果とパウエル議長の記者会見の内容を見極めたいとのムードが強まるなか、積極的にポジションを一方向に傾ける投資家は少なく、午後は安値圏でもみ合いを続けた。
朝方は売りが優勢だった。米労働省が発表した1~3月期の雇用コスト指数が市場予想を上回る伸びとなったことで、FRBが利下げに動きにくくなるとの見方が強まった。前日の米国市場で米長期金利が上昇(債券価格が下落)し、円債相場の重荷となった。
先物6月限は前営業日比19銭安の144円31銭で取引を終えた。現物債市場で新発10年債利回り(長期金利)は同0.020%高い0.890%に上昇した。
出所:MINKABU PRESS
日本時間2日未明に米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果が発表される。市場では政策金利の据え置きがコンセンサスとなっている。一方、直近では強い内容の米経済指標の発表が相次いだとあって、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長がタカ派的な姿勢を示すリスクが警戒されている。FOMCの結果とパウエル議長の記者会見の内容を見極めたいとのムードが強まるなか、積極的にポジションを一方向に傾ける投資家は少なく、午後は安値圏でもみ合いを続けた。
朝方は売りが優勢だった。米労働省が発表した1~3月期の雇用コスト指数が市場予想を上回る伸びとなったことで、FRBが利下げに動きにくくなるとの見方が強まった。前日の米国市場で米長期金利が上昇(債券価格が下落)し、円債相場の重荷となった。
先物6月限は前営業日比19銭安の144円31銭で取引を終えた。現物債市場で新発10年債利回り(長期金利)は同0.020%高い0.890%に上昇した。
出所:MINKABU PRESS
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