北日銀、前期経常を11％上方修正、配当も20円増額

　北日本銀行 <8551> [東証Ｐ] が4月25日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。24年3月期の連結経常利益を従来予想の36億円→40億円(前の期は35億円)に11.1％上方修正し、増益率が2.9％増→14.3％増に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の21.4億円→25.4億円(前年同期は11.1億円)に18.7％増額し、増益率が91.6％増→2.3倍に拡大する計算になる。

　業績好調に伴い、前期の年間配当を従来計画の60円→80円(前の期は60円)に大幅増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　有価証券利息配当金並びに株式等売却益がそれぞれ予想を上回る見込みとなったことから、2024年３月期通期の連結、個別（単体）の業績予想を上方修正するものです。

　　当行は、金融機関をとりまく経営環境の変化に備え、経営体質の強化のために内部留保に意を用いるとともに、株主の皆様への安定的な配当の継続を実施していくことを基本方針としております。　上記基本方針のもと、通期業績予想の修正や、今後の財務状況等を総合的に勘案し、また、株主の皆様の日頃のご支援にお応えするため、2024年３月期の期末配当金の予想を１株当たり30円から20円増配し、50円に修正することを決定いたしました。　これにより、当期の年間配当金は、既に実施しております中間配当30円とあわせ、１株当たり80円となります。※上記予想は、現時点で入手された情報に基づき判断した予想であります。従いまして、実際の業績及び配当は様々な要因により、上記予想とは異なる場合がございます。