日精鉱、前期経常を46％上方修正、配当も10円増額

　日本精鉱 <5729> [東証Ｓ] が4月24日後場(13:00)に業績・配当修正を発表。24年3月期の連結経常利益を従来予想の4.8億円→7億円(前の期は7.9億円)に45.8％上方修正し、減益率が39.3％減→11.5％減に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の2.4億円→4.6億円(前年同期は1.6億円)に89.4％増額し、増益率が49.1％増→2.8倍に拡大する計算になる。

　業績好調に伴い、前期の年間配当を従来計画の70円→80円(前の期は120円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　前回予想では、製造業全般の生産部品において顧客の在庫調整が継続され、需要の回復については来期以降にずれ込む見通しとしておりましたが、電子部品や自動車部品向け製品の一部では在庫調整が収束し、販売が堅調になるとともに、コスト削減に努めた結果、利益面で前回予想を上回る見込みとなりました。以上のことから、2023年11月６日に公表しました通期連結業績予想を修正いたします。　

　当社は、株主の皆様への安定した利益還元を重要な経営方針の一つとして位置づけており、企業体質の改善に取り組み、持続的な成長と企業価値の向上に努めております。2024年３月期の期末配当金につきましては、１株当たり30円としておりましたが、今回の業績予想の修正を踏まえ、１株当たり40円と修正いたします。（注）上記業績予想は現時点において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は様々な要因によって上記数値と異なる可能性があります。