◆ ようやく一服 - “154円台”は変わらないが…
介入催促相場は続いているものの、昨日は『過度の市場変動なら為替介入を容認』とIMFから援護射撃が入りました。
また日・米・韓財務相会合では『急速な円安・ウォン安を懸念』『為替について緊密に協議』との共同声明が出されたこともあり、“上値の重さ”が意識されました。
こうして“キリ番(155円)”を窺い続けてはいるものの、“年初来高値(4/16:154.785円)”にはわずかに届かずに押し戻されました。
順調に消化された米20年債入札を背景に、米10年債利回りが緩やかに低下(→4.57%)したことも、“利益確定売り”を誘ったと見られるところです。
◆ こうなると目先は「材料出尽くし」…?
「日米金利格差」は如何ともしがたく、ファンダメンタルズからは“ドル売り”に転じる展開は想定しづらい状況といえます。
ただ「一旦の材料出尽くし」が意識される中、目先は“上値の重さ”も想定せざるを得ないのが実状でもあります。
「円買い介入(それも実弾介入)」に関して、それほど“確度”は上がっていないと考えますが、こうなってくると目先は短期筋も「上値模索は手控える」といった可能性を意識せざるを得ない…?
方向感としてはまだ“上方向”とは考えますが、“155円突破”に向けた動き(仕掛け?)については“一旦後退”と見たいところです。
もっともそれで“頭打ち→反落”に転じるとは見ませんが…。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
156.980(90/5/11高値、大台)
155.870(90/6/25高値)
上値5:155.450(90/6/26高値)
上値4:155.270(ピボットハイブレイクアウト)
上値3:155.000(大台、ピボット2ndレジスタンス)
上値2:154.785(4/16-17高値《年初来高値》、+2σ)
上値1:154.692(ピボット1stレジスタンス)
前営業日終値:154.383
下値1:154.153(4/17安値、ピボット1stサポート)
下値2:154.000(大台)
下値3:153.890(4/16安値、4/12~4/16の38.2%押し、ピボット2ndサポート)
下値4:153.688(4/12~4/16の50%押し)
下値5:153.524(+1σ、ピボットローブレイクアウト)
153.429(4/12~4/16の61.8%押し)
153.263(4/5~4/16の38.2%押し)
153.177(日足・一目均衡表転換線)
153.038(4/15安値、大台)
152.763(4/11安値、4/5~4/16の50%押し)
《10:40》
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