◆ 一時急落する場面が見られたが… - 結局“154円後半”
「介入催促相場」が続く中、昨日も“上値模索”は続きました。
一方で「円買い介入」への警戒感は燻り続けており、NYタイム序盤には“153.890円”へと一時急落する場面も見られました。
ただ「実弾介入」は元より「レートチェック」も確認されていませんので、ただ“まとまった規模のドル売り”が持ち込まれたと見るのが自然といえます。
いずれにしても『利下げ時期は想定より後ズレ』を示唆したパウエルFRB議長発言や、「米個人消費は大幅上方修正」とされたIMF世界経済見通しもあり、すぐさま“154円後半”へと押し戻され、そのまま昨日の取引を終えています。
◆ “過度な変動”と捉えられるリスクをわざわざ冒すか…?
こうして“キリ番(155円)”を窺い続けてはいるものの、“おっかなびっくり”とした動きは続いています。
そして本日より「G20財務相:中央銀行総裁会議(17-18日)」が行われる中、昨日は鈴木財務相が『為替を取り上げた議題はない』『議題に上がれば日本の立場をしっかり説明』と発言しています。
つまり“もう一段の上値模索”が進行するようなことがあると、「議題に格上げ」となる可能性も否めないということになります。
そのようなリスクを短期筋が冒すだろうか…?
「G20期間中の介入はしづらい」との見方があるのは事実ですが、“過度な変動”と捉えられないよう、本日も“自重気味”の展開を想定したいところです。
もちろん神経質な展開を強いられる中、“おっかなびっくり”は続くでしょうから、崩れるとは思いませんが…。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
157.280(90/5/10高値)
156.980(90/5/11高値)
上値5:155.870(90/6/25高値、ピボットハイブレイクアウト)
上値4:155.450(90/6/26高値)
上値3:155.358(ピボット2ndレジスタンス)
上値2:155.000(大台、ピボット1stレジスタンス)
上値1:154.785(4/16高値《年初来高値》)
前営業日終値:154.715
下値1:154.543(+2σ)
下値2:154.443(4/16安値後の38.2%押し)
下値3:154.338(4/16安値後の50%押し)
下値4:154.232(4/16安値後の61.8%押し)
下値5:154.142(ピボット1stサポート)
154.000(大台)
153.890(4/16安値、4/12~4/16の38.2%押し)
153.688(4/12~4/16の50%押し)
153.568(ピボット2ndサポート)
153.429(4/12~4/16の61.8%押し、+1σ)
153.263(4/5~4/16の38.2%押し、ピボットローブレイクアウト)
153.038(4/15安値、大台)
152.763(4/11安値、4/5~4/16の50%押し、日足・一目均衡表転換線)
《10:55》
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