ブックオフＧが朝高後に値を消す、２４年５月期業績予想引き上げも利益確定売り

　ブックオフグループホールディングス<9278.T>は朝高後に値を消す展開となった。１１日の取引終了後、２４年５月期の連結業績予想について、売上高を１０６０億円から１１１０億円（前期比９．０％増）へ、営業利益を２６億円から３２億円（同２４．１％増）へ、純利益を１６億円から２１億円（同２４．２％減）へ上方修正した。これを好感した買いが先行したものの、上昇一服後は目先の利益を確定する目的の売りに押された。

　第３四半期時点で国内ブックオフ事業、プレミアムサービス事業、海外事業の各売上高が想定を上回って推移し、特に国内ブックオフ事業でトレーディングカード・ホビーやアパレル、貴金属・時計・ブランドバッグ、家電・携帯電話などの売り上げが好調で、既存店売上高が想定を大きく上回って推移していることが要因としている。

　なお、同時に発表した第３四半期累計（２３年６月～２４年２月）決算は、売上高８２３億８８００万円（前年同期比９．３％増）、営業利益２７億５５００万円（同１４．３％増）、純利益１９億１３００万円（同１．４％増）だった。

出所：MINKABU PRESS