日経平均は続落、円安で下げ渋るも円買い介入警戒が重しに

配信元:フィスコ
投稿:2024/04/11 15:30
*15:30JST 日経平均は続落、円安で下げ渋るも円買い介入警戒が重しに 10日の米国株式市場は下落。ダウ平均は422.16ドル安(-1.09%)の38461.51ドル、ナスダックは136.28ポイント安(-0.84%)の16170.36、S&P500は49.27ポイント安(-0.95%)の5160.64で取引を終了した。3月消費者物価指数(CPI)が市場予想を上回ったため年内の利下げ期待が後退し、寄り付き後は下落。長期金利の大幅上昇が警戒され、終日軟調に推移した。終盤にかけ、10年債入札の弱い結果を受けて、金利が一段と上昇すると下げ幅を一段と拡大し終了。

米国株の大幅下落を受けて、東京株式市場は売り優勢で取引を開始した。日経平均は39000円割れ寸前まで下落する場面が見られたが、売り一巡後はじりじりと下げ幅を縮小。為替が1ドル152円90銭台で推移しており、円安を材料に一部の輸出関連銘柄への買戻しなどが入ったもよう。ただ、政府・日本銀行による円買い介入への警戒感も高まっていることから、日経平均は終始マイナス圏での推移となった。

大引けの日経平均は前日比139.18円安(-0.35%)の39442.63円となった。東証プライム市場の売買高は16億735万株、売買代金は4兆1293億円。セクター別では、不動産業、精密機器、小売業、情報・通信業、パルプ・紙などが下落した一方、鉱業、石油・石炭製品、電気・ガス業、銀行業、非鉄金属などが上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は42%、対して値下がり銘柄は54%となっている。

日経平均採用銘柄では、決算を材料にセブン&アイHD<3382>イオン<8267>が売られたほか、金利上昇が嫌気されて三井不動産<8801>三菱地所<8802>、東急不動産HD<3289>が下落。また、清水建設<1803>大林組<1802>大成建設<1801>もさえない。日経平均採用以外の銘柄では、決算発表が影響して吉野家ホールディングス<9861>サイゼリヤ<7581>が売り優勢となった。

一方、金利上昇を受けて、りそなホールディングス<8308>千葉銀行<8331>ふくおかフィナンシャルグループ<8354>しずおかフィナンシャルグループ<5831>、コンコルディア・フィナンシャル<7186>が上昇したほか、電力需要拡大期待から関西電力<9503>中部電力<9502>が買われた。また、資源価格の上昇を受けて、INPEX<1605>、ENEOSホールディングス<5020>出光興産<5019>が買われた <FA>
配信元: フィスコ

関連銘柄

銘柄 株価 前日比
1,773.5
(04/11)
-19.0
(-1.05%)
6,525.0
(04/11)
+11.0
(+0.16%)
1802
2,021.0
(04/11)
+29.0
(+1.45%)
1,334.5
(04/11)
+9.5
(+0.71%)
992.4
(04/11)
-9.6
(-0.95%)
1,973.0
(04/11)
-57.0
(-2.80%)
867.0
(04/11)
-23.5
(-2.63%)
659.2
(04/11)
-22.6
(-3.32%)
1,408.0
(04/11)
-35.5
(-2.45%)
794.7
(04/11)
-47.1
(-5.60%)
3,950.0
(04/11)
-40.0
(-1.00%)
8267
4,094.0
(04/11)
+84.0
(+2.09%)
1,019.5
(04/11)
-50.5
(-4.71%)
1,143.0
(04/11)
-54.5
(-4.55%)
3,291.0
(04/11)
-178.0
(-5.13%)
1,387.0
(04/11)
-17.5
(-1.24%)
2,438.5
(04/11)
-31.0
(-1.25%)
1,626.0
(04/11)
-23.0
(-1.39%)
1,617.0
(04/11)
-33.0
(-2.00%)
3,093.0
(04/11)
+30.0
(+0.97%)

「#日経平均株価の見通し材料」 の最新ニュース

条件に合致するニュースはありませんでした