◆ 膠着変わらず… - “151円後半”
「152円ラインを巡る攻防戦」は、昨日も継続しました。
ただ「円買い介入」への警戒感が燻る中、昨日は「ポジション調整」の動きにて、米10年債利回りが“低下(→4.35%)”しています。
このため“上値模索”は盛り上がらず、さりとて“下値の堅さ”は維持したまま、昨日の変動幅は“わずか35pips”に留まりました。
◆ いよいよ大一番 - 米CPI
こうして見慣れた光景は毎日続いていますが、本日は注目の「米CPI」が予定されています。
事前予想は“総合(前月比+0.3%/前年比+3.4%)”“コア(+0.3%/+3.7%)”ですので、仮にその通りとなれば「インフレピークアウト」は再確認される格好といえます。
ただ短期金融市場では「6月利下げ(本稿執筆時は56.1%)」「年内3回利下げ(同33.0%)」へとすでに押し上げられていますので、そのままだとインパクトは低いと見るの妥当といえます。
逆に少しでも“上ブレる”ようなことがあると、またぞろ「米利下げ時期後ズレ」との思惑が再燃しかねない…?
◆ 隠れた注目材料… - FOMC議事要旨
さらに本日は「年内3回利下げ」との見通しを維持した際の「FOMC議事要旨(3/19-20分)」が公表されますが、加重平均では「年2回利下げ」を示唆する内容でもありました。
こちらも「米利下げ時期後ズレ」との思惑が蠢き出さないとも限らない…?
「それらの結果を見極めたい」との思惑が立ちやすく、それまではより“動きづらい(膠着)”となる可能性は否めませんが、「いよいよ動き出す!」と見るべきかもしれません。
そうなると、後は「円買い介入」の行方次第ということになりますが…。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
154.650(90/6/28高値)
154.000(大台)
上値5:153.300(90/6/29高値、+2σ)
上値4:153.000(大台)
上値3:152.300(90/7/6高値、ピボットハイブレイクアウト)
上値2:152.152(+1σ、ピボット2ndレジスタンス)
上値1:151.964(3/27高値《年初来高値》、4/3高値、4/8-9高値、大台、ピボット1stレジスタンス)
前営業日終値:151.764
下値1:151.568(4/8-9安値、ピボット1stサポート)
下値2:151.370(4/5~4/8の50%押し、日足・一目均衡表転換線、ピボット2ndサポート)
下値3:151.235(4/5~4/8の61.8%押し、ピボットローブレイクアウト)
下値4:151.093(20日移動平均線)
下値5:151.000(大台)
150.801(4/5安値)
150.272(3/21安値)
150.039(50日移動平均線、大台)
149.869(3/8~3/27の38.2%押し)
149.717(-1σ)
149.222(3/8~3/27の50%押し、日足・一目均衡表先行スパン上限/基準線、週足・一目均衡表転換線)
《10:55》
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