<注目銘柄>=共和レ、トヨタ向け盤石もPBRは0.5倍台
共和レザー<3553.T>は主要取引先のトヨタ自動車<7203.T>向けの拡販を土台とする成長シナリオをまい進中であり、昨年半ばからの戻り歩調の継続を見込んで中期的観点で手掛けたい。
自動車内装合皮革表皮材のシェアで世界トップクラスの共和レの材料は、トヨタをはじめとする数多くの自動車メーカーのシートやコックピット、ドアトリムなどに活用されている。半導体不足問題が解消に向かい、自動車メーカーの生産が回復基調にあるなか、共和レは2月6日に今期の業績予想の上方修正を発表。今期の売上高は前期比13.6%増の520億円、経常利益は同4.2倍の25億円と急回復を予想する。更に、4~12月期の経常利益は修正後の通期計画に対し進捗率が約93%に上る。受注は10~12月期に想定以上に増加した影響から、1~3月期は若干減少する見込みとしているが、トヨタの米国販売の拡大基調の継続は、今期に限らず来期以降の収益にとっても大きなプラス効果をもたらしそうだ。
財務面では有利子負債倍率は0.01倍と盤石で、利益剰余金は300億円。一方、PBR(株価純資産倍率)は0.5倍台と1倍を大きく下回っている。ROE(自己資本利益率)も今期は約5%の見通しと過去の水準からは低く、資本効率の向上に向けた市場の期待は強い。フシ目の1000円とともに、2018年の高値1063円が次の上値のメドと位置付けられている。(碧)
出所:MINKABU PRESS
自動車内装合皮革表皮材のシェアで世界トップクラスの共和レの材料は、トヨタをはじめとする数多くの自動車メーカーのシートやコックピット、ドアトリムなどに活用されている。半導体不足問題が解消に向かい、自動車メーカーの生産が回復基調にあるなか、共和レは2月6日に今期の業績予想の上方修正を発表。今期の売上高は前期比13.6%増の520億円、経常利益は同4.2倍の25億円と急回復を予想する。更に、4~12月期の経常利益は修正後の通期計画に対し進捗率が約93%に上る。受注は10~12月期に想定以上に増加した影響から、1~3月期は若干減少する見込みとしているが、トヨタの米国販売の拡大基調の継続は、今期に限らず来期以降の収益にとっても大きなプラス効果をもたらしそうだ。
財務面では有利子負債倍率は0.01倍と盤石で、利益剰余金は300億円。一方、PBR(株価純資産倍率)は0.5倍台と1倍を大きく下回っている。ROE(自己資本利益率)も今期は約5%の見通しと過去の水準からは低く、資本効率の向上に向けた市場の期待は強い。フシ目の1000円とともに、2018年の高値1063円が次の上値のメドと位置付けられている。(碧)
出所:MINKABU PRESS
関連銘柄
銘柄名称 | 株価 | 前日比 |
---|---|---|
3553
|
665.0
(15:00)
|
+1.0
(+0.15%)
|
関連銘柄の最新ニュース
-
決算プラス・インパクト銘柄 【東証スタンダード・グロース】引け後 ... 07/31 15:23
-
決算マイナス・インパクト銘柄 【東証スタンダード・グロース】寄付 ... 07/31 09:28
-
共和レ、4-6月期(1Q)経常は53%増益で着地 07/30 15:30
-
共和レ(3553) 2025年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準... 07/30 15:30
-
共和レ(3553) 自己株式の取得状況および取得終了に関するお知らせ 07/17 15:30
新着ニュース
新着ニュース一覧-
今日 21:26
-
今日 21:25
-
今日 21:10
-
今日 21:05