*13:05JST サイジニア Research Memo(5):強みを背景に高収益・高成長をさらに加速へ
■事業概要
4. ZETAの強み
ZETAはコマースとCXのリーディングカンパニーとして、(1)「ZETA CXシリーズ」という他に類を見ないハイエンドで多機能な製品とサービス、(2) 粗利率上昇が加速しやすいビジネスモデル、(3) 売上拡大に伴って高まるEC事業者のハイエンドニーズへの対応力、(4) 製品の複数導入につながる一気通貫したサービス、(5) EC市場やデジタルマーケティング市場の拡大、といった強みを有している。サイジニア<6031>はこうした強みを背景に、これまでも高収益・高成長を続けてきたが、今後はさらに成長を加速させていく考えだ。なお、強みの詳細は以下のとおりである。
(1) 「ZETA CXシリーズ」という他に類を見ないハイエンドで多機能な製品とサービス
ECを始めようとする事業者は、ECサイト制作やECモールに付属しているローエンドな製品やサービスでCX改善をスタートする。しかし、売上が拡大するに伴い、離脱率・放棄率の低下を抑制しコンバージョンを最大化するためにハイエンドかつ多機能な製品・サービスを求めるようになる。こうしたハイエンドで多機能な製品とサービスを提供している企業は、ZETA以外国内にほとんど見当たらない。なお、CX改善サービスで先行する欧米では、AdobeやSAP、Salesforce、Oracleといった企業がハイエンドサービスを提供しており、市場は活況を呈している。
(2) 粗利率上昇が加速しやすいビジネスモデル
「ZETA CXシリーズ」は同社オリジナルのハイエンドサービスのため、高収益である。かつ、サポートを付随したストック型収益のため変動費率が低く、毎期粗利率が上昇しやすいビジネスモデルとなっている。また、固定費が増大する要素が少ないため、営業利益率も年々改善する傾向にある。
(3) 売上拡大に伴って高まるEC事業者のハイエンドニーズへの対応力
EC売上やOMOが一定水準を超えてくると、きめ細かいサービスやフレンドリーな接客(UI)を求めるユーザーが増え、EC事業者はユーザーの期待に応えるためにハイエンドサービスが必要になってくる。EC市場が拡大するなか、そうしたサービスを求めるEC事業者の増加に拍車がかかってきており、このため「ZETA CXシリーズ」を展開する同社の顧客数は毎期着実に増加している。
(4) 製品の複数導入につながる一気通貫したサービス
ZETAは、CX改善周りの新製品をタイムリーかつ継続的に開発しているうえ、開発からサポートまで一気通貫したサービスを提供している。このため毎期メニューが充実、例えば「ZETA SEARCH」でエントリーしたのちに「ZETA VOICE」や「ZETA HASHTAG」を導入するなど、同社サービスを複数導入するEC事業者が増えており、顧客企業当たりの売上高も毎期着実に拡大している。
(5) EC市場やデジタルマーケティング市場の拡大
EC市場は、新型コロナウイルス感染症拡大(以下、コロナ禍)で成長に拍車かかかり、特に同社の顧客が属する物販系EC市場は大きく伸びた。コロナ禍収束後に踊り場があったとしても、中長期的なEC化の流れは止まらないと見られている。また、デジタルマーケティング市場も、社会全般がDX化する流れのなかで中長期的な成長が予測されている。このように関連市場の環境が非常に良好で、同社の成長を押し上げる要因になっている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)
<SO>
4. ZETAの強み
ZETAはコマースとCXのリーディングカンパニーとして、(1)「ZETA CXシリーズ」という他に類を見ないハイエンドで多機能な製品とサービス、(2) 粗利率上昇が加速しやすいビジネスモデル、(3) 売上拡大に伴って高まるEC事業者のハイエンドニーズへの対応力、(4) 製品の複数導入につながる一気通貫したサービス、(5) EC市場やデジタルマーケティング市場の拡大、といった強みを有している。サイジニア<6031>はこうした強みを背景に、これまでも高収益・高成長を続けてきたが、今後はさらに成長を加速させていく考えだ。なお、強みの詳細は以下のとおりである。
(1) 「ZETA CXシリーズ」という他に類を見ないハイエンドで多機能な製品とサービス
ECを始めようとする事業者は、ECサイト制作やECモールに付属しているローエンドな製品やサービスでCX改善をスタートする。しかし、売上が拡大するに伴い、離脱率・放棄率の低下を抑制しコンバージョンを最大化するためにハイエンドかつ多機能な製品・サービスを求めるようになる。こうしたハイエンドで多機能な製品とサービスを提供している企業は、ZETA以外国内にほとんど見当たらない。なお、CX改善サービスで先行する欧米では、Adobe
(2) 粗利率上昇が加速しやすいビジネスモデル
「ZETA CXシリーズ」は同社オリジナルのハイエンドサービスのため、高収益である。かつ、サポートを付随したストック型収益のため変動費率が低く、毎期粗利率が上昇しやすいビジネスモデルとなっている。また、固定費が増大する要素が少ないため、営業利益率も年々改善する傾向にある。
(3) 売上拡大に伴って高まるEC事業者のハイエンドニーズへの対応力
EC売上やOMOが一定水準を超えてくると、きめ細かいサービスやフレンドリーな接客(UI)を求めるユーザーが増え、EC事業者はユーザーの期待に応えるためにハイエンドサービスが必要になってくる。EC市場が拡大するなか、そうしたサービスを求めるEC事業者の増加に拍車がかかってきており、このため「ZETA CXシリーズ」を展開する同社の顧客数は毎期着実に増加している。
(4) 製品の複数導入につながる一気通貫したサービス
ZETAは、CX改善周りの新製品をタイムリーかつ継続的に開発しているうえ、開発からサポートまで一気通貫したサービスを提供している。このため毎期メニューが充実、例えば「ZETA SEARCH」でエントリーしたのちに「ZETA VOICE」や「ZETA HASHTAG」を導入するなど、同社サービスを複数導入するEC事業者が増えており、顧客企業当たりの売上高も毎期着実に拡大している。
(5) EC市場やデジタルマーケティング市場の拡大
EC市場は、新型コロナウイルス感染症拡大(以下、コロナ禍)で成長に拍車かかかり、特に同社の顧客が属する物販系EC市場は大きく伸びた。コロナ禍収束後に踊り場があったとしても、中長期的なEC化の流れは止まらないと見られている。また、デジタルマーケティング市場も、社会全般がDX化する流れのなかで中長期的な成長が予測されている。このように関連市場の環境が非常に良好で、同社の成長を押し上げる要因になっている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)
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