◆ 基本的には“揺れ動き” - 一時“150円後半”へ反発も…
先週末のISM製造業景況指数(47.8)/ミシガン大消費者態度指数(76.9)は共に“予想を下回り”、米10年債利回りが“今年2回目の3日連続低下(→4.17%)”となりました。
このため主に対ユーロで“ドル売り”も目立つ中、一時“150.716円”へと持ち直していたドル円も“150円水準”へと再び押し戻されています。
一方で『インフレ安定の目標実現を見通せる状況には至っていない』との植田日銀総裁発言が飛び出したこともあり、前日の高田審議委員発言は完全に打ち消されています。
このため“円買い”が盛り上がることはなく、“150円割れ”ではすかさず買いの手が入っているのが実状といえます。
◆ 本日は“力不足”の印象が強い…
こうして「上値は重いが、下値も堅い」を地で往く展開を見せる中、本日も“同様の展開”が想定されるところです。
日経平均が“史上初更新(初の4万円台)”を見せましたが、これは“リスク選好姿勢”を高めるのみならず、“為替差損回避→円ヘッジ売り”を誘いやすい要因といえます。
一方で今週は「パウエルFRB議長・議会証言(6-7日)」「米雇用統計(8日)」「英・加・欧政策金利(6-7日)」と重要イベントが目白押しですが、本日に関しては主だったイベントが予定されておりません。
そうなると“様子見ムード”が先行する可能性は否めず、特に“年初来高値(2/13高値:150.883円)”を窺うには力不足(材料不足)と考えざるを得ない…?
前記“円ヘッジ売り”がどの程度進行するかがポイントということになりますが、本日に関しては“方向感定まらず”を抜け出すほどではないと考えたいところです。
やや“下値の堅さ”が目立つとは考えますが…。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
151.604(+2σ)
151.430(23/11/16高値)
151.365(ピボットハイブレイクアウト)
151.000(大台、ピボット2ndレジスタンス)
上値5:150.883(2/13高値《年初来高値》、2/28高値)
上値4:150.716(3/1高値、+1σ)
上値3:150.578(ピボット1stレジスタンス)
上値2:150.382(3/1高値後の61.8%戻し)
上値1:150.275(3/1高値後の50%戻し)
前営業日終値:150.115
下値1:150.024(日足・一目均衡表転換線、大台)
下値2:149.929(3/1安値、20日移動平均線、2/29~3/1の50%押し水準)
下値3:149.780(2/29~3/1の61.8%押し、ピボット1stサポート)
下値4:149.559(2/29~3/1の76.4%押し)
下値5:149.466(ピボット2ndサポート)
149.202(2/29安値)
149.075(-1σ)
149.000(大台、-2σ、2/1~2/13の38.2%押し)
148.923(2/12安値)
148.390(2/1~2/13の50%押し、日足・一目均衡表基準線)
148.000(大台)
147.924(2/8安値)
147.802(2/1~2/13の61.8%押し、100日移動平均線、ピボットローブレイクアウト)
《10:45》
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