菊水ＨＤは１年ぶりの新高値が目前、業績好調を背景に今期配当を５円増額へ

　菊水ホールディングス<6912.T>が寄り付き大口の買い注文に１４００円台を回復。その後は地合い悪に押され伸び悩んでいるが、昨年３月１０日につけた昨年来高値１４１７円を約１年ぶりに更新する可能性が高まってきた。同社は電子計測器や電源機器を製造販売し、据置型の直流安定化電源や耐電圧試験器などで優位性を持つ。業績は好調で営業利益は２３年３月期の４８％増益に続き、２４年３月期も前期比１０％増の１６億８０００万円予想と好調だ。そうしたなか、２８日取引終了後、株主への利益還元を強化する方針に従い、今期配当（期末一括）を従来計画の３８円から４３円に増額することを発表、これを好感する買いを呼び込んだ。

出所：MINKABU PRESS